出版社内容情報
日本語に起こっていることを、じっくり観察してみよう。ことばはうつりゆくもの。昔と少し違っても、知らない単語が増えても大丈夫。しかし、安定したコミュニケーションを脅かす危機が、そこかしこにみられないだろうか。壊れかけた日本語と、それらが照らし出す私たちの「今」を探り、来たるべき未来へ向けた提言をする。
内容説明
いまの日本語に何が起きているのか、じっくり観察してみよう。ことばはうつりゆくものだから、かつてと違っているように感じられる語があらわれても心配いらない。しかし、安定した言語生活を脅かす危機が、そこかしこにみられるとしたら―。日本語の危機が照らし出す私たちの現在を語り、未来へ向けた提言をする。
目次
序章 日本語のみかた
第1章 壊れた日本語
第2章 「私」の時代の書きことば
第3章 ことばの変化をみる
第4章 「書きことば」の復権
終章 「私」を超えて
著者等紹介
今野真二[コンノシンジ]
1958年神奈川県生まれ。1986年早稲田大学大学院博士課程後期退学。高知大学助教授を経て、清泉女子大学教授。専攻は日本語学。著書に『仮名表記論攷』(清文堂出版、第30回金田一京助博士記念賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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