岩波新書<br> チャリティの帝国―もうひとつのイギリス近現代史

個数:
電子版価格 ¥946
  • 電書あり

岩波新書
チャリティの帝国―もうひとつのイギリス近現代史

  • 提携先に14冊在庫がございます。(2021年09月25日 13時23分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 280p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004318804
  • NDC分類 369.1
  • Cコード C0222

出版社内容情報

イギリス独自の重層的なセーフティネットの中で、社会の「錨」のように今日まで働き続けてきたチャリティ。自由主義の時代から、帝国主義と二度の大戦をへて、現代へ。「弱者を助けることは善い」という人びとの感情の発露と、それが長い歴史のなかでイギリスにもたらした個性を、様々な実践のなかに探る。

内容説明

弱者への共感と同情が生んだ無数のチャリティと、それらを組み込む重層的なセーフティネット。本書はイギリスをその「善意」から読み解き、独特の個性に迫る。産業革命、帝国の時代、二度の大戦、そして現代へ。海を越え、世界を巻き込む激動の中で、長い歴史に立脚し、社会の錨として働き続けるチャリティの光と影を描く。

目次

はじめに 日本から見たイギリスのチャリティ
第1章 世界史における他者救済―イギリスの個性を問い直す
第2章 近現代チャリティの構造―歴史的に考えるための見取り図
第3章 自由主義社会の明暗―長い一八世紀からヴィクトリア時代へ
第4章 慈悲深き帝国―帝国主義と国際主義
第5章 戦争と福祉のヤヌス―二〇世紀から現在へ
おわりに グローバル化のなかのチャリティ

著者等紹介

金澤周作[カナザワシュウサク]
1972年生まれ。現在、京都大学大学院文学研究科教授。専攻は近代イギリス史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

66
とても興味深い視点からイギリスの近現代史を語っている。3つのチャリティの動機を定点観測のように用いながら、時代ごとの特徴を描き出そうとしていて、まずまず成功していると思った。イギリスという強固な階級社会において、しかもレッセフェールと対外膨張によって一時は世界の頂点に立った国において、所得の再分配が如何に行われてきたか、さらには奴隷貿易や侵略という負の行為に対する、無自覚な罪滅ぼしという指摘など、得るところは多かった。ただ、もう少しイギリスの階級をしっかり押さえた論調でも良かったようにも思うが。2021/07/17

aika

43
「困っている人に何かしたい」といった3つの気持ちを軸にチャリティの面から展開する新鮮なイギリス史です。異教徒、浮浪者や物乞いは救済の対象としない選別。受給者を出資者が選挙する投票チャリティ制度。植民地支配のため、キリスト教布教の足掛かりとしてのチャリティの傲慢さなど、チャリティ=善、とは割り切れない実態の数々に驚きの連続でした。一方で、国家福祉から自助重視へと移り変わる政治に絶えず影響されながらも、様々な職業や階級の市民が連帯しながらより良い社会を築こうとするチャリティの可能性には明るさも感じました。2021/09/11

崩紫サロメ

22
①困っている人に対して何かをしたい②困っている時に何かをしてもらえたら嬉しい③自分の事ではなくとも困っている人が助けられている光景には心が和む……チャリティを支えるこの3つの心情に、それぞれの時代・担い手の「ただし」を添える形で描き、帝国としてのイギリスの膨張と衰退を辿っていく。自助―互助―チャリティ―公的救貧(国家福祉)の中でチャリティの層が極めて分厚いのがイギリスの特徴であるとする。チャリティには「救う対象」を選ぶ構造があり、そこから帝国意識を浮き上がらせていく、チャリティから見たイギリス帝国。2021/06/18

さとうしん

20
昨今の日本でもよく見られる「本当に困っている人だけ助けたい」という発想が近代イギリスでも見られたこと、それが「無用な弱者」撲滅という発想につながっていったこと、チャリティの受給者を決めるための選挙が存在したこと、そして特に海外へのチャリティ活動が、奴隷貿易、植民地での先住民の虐待など、大英帝国が引き起こした問題への対応策という性質を持っていたことなど、近代イギリスのチャリティの裏面史を描く。「善意」という側面からの大英帝国史として読むと面白い。2021/05/30

紙狸

12
2021年5月刊行。最近の報道で、英国では新型コロナのワクチン接種でボランティアが活躍し、民間団体がその募集・選抜・訓練を担当している、と知った。お国柄だろう。この本はチャリティーの歴史を語る。18世紀から現在に至るまで、目立つのは自発的結社型のチャリティーだという。奴隷貿易や武器製造でもうけた金持ちが慈善にも熱心だったという例は、大英帝国らしい。前書きで、今日のチャリティー団体に流入する募金や公的資金の金額が出ている。日本のNPOより資金が潤沢だと分かる。資産運用もしているのでは、という疑問は残った。 2021/06/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17912131

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社トリスタ」にご確認ください。