岩波新書<br> 生きのびるマンション―“二つの老い”をこえて

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岩波新書
生きのびるマンション―“二つの老い”をこえて

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  • サイズ 新書判/ページ数 219p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004317906
  • NDC分類 365.35
  • Cコード C0236

内容説明

修繕積立金をめぐるトラブル、維持管理ノウハウのないタワーマンション…。難題山積のなか、住民の高齢化と建物の老朽化という「二つの老い」がマンションを直撃している。廃墟化したマンションが出現する一方、住民たちの努力でコミュニティを作り、資産価値を高めた例も。何が明暗を分けるのか。豊富な取材例から考える。

目次

第1章 何が「スラム」と「楽園」を分けるのか(認知症と管理組合;「新築・売り抜け」と空き家の増加 ほか)
第2章 大規模修繕の闇と光(掠め取られる修繕積立金;「あなた、責任とれるのですか」談合・リベートのからくり ほか)
第3章 欠陥マンション建て替えの功罪(建物の不具合が法的な「瑕疵」か見極める;横浜の傾斜マンション、報道で三井不動産が態度一変 ほか)
第4章 超高層の「不都合な真実」(「容積率の緩和」という錬金術;二〇二〇年東京五輪後の不動産危機 ほか)
第5章 コミュニティが資産価値を決める(日本では、なぜ国民が住宅を持って資産を失うのか;長く住み続ける工夫が未来を変える ほか)

著者等紹介

山岡淳一郎[ヤマオカジュンイチロウ]
1959年愛媛県生まれ。ノンフィクション作家。「人と時代」「公と私」を共通テーマに政治・経済、医療、近現代史、建築など分野をこえて執筆。時事番組の司会、コメンテーターも務める。一般社団法人デモクラシータイムス同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

66
維持管理のヒントになるかと思い購読。やはりどこも修繕費などの話は一致点を見るのが難しいようだ。こちらも理論武装できるだけの知識は身につけておかないといけない。2019/08/29

wiki

23
少子高齢化という人口オーナスの国たる日本にとって、この問題は既成のあり方を抜本的に変えるべき事を明示しており、最早待った無しの状況にある事を語る。人口減少の未来など推移を見ておればもっと早く知れただろう、などと過去の為政者に文句を言っても始まらないのである。本書にある如く、結局は責任を持たない、もしくは持つ力のない政府やデベロッパーであるから、管理組合、ひいては国民個人がそれぞれにおいて聡明になるべきであるが、その道もひとかたならない。だが、難産の先に光明も無いではない事を本書は事例を持って指し示す。2019/10/24

りょうみや

22
スラム化、大規模修繕、建て替え、タワーマンションの乱立などいくつかの事例からマンションの厄介な面を浮かび上がらせる。自分もマンション住まいなのでそこに当てはめながら読んでいく。専門用語が多様され読みづらい面もある。 マンションは小から中程度の村なので、その住民層と管理組合の運営で生きのびれるかどうかが決まる。コミュニティが大事という結論になるのだが、そこは戸建ての集まりも一緒だと思う。2023/03/30

なにょう

22
教養・学術の岩波書店という感じだが、この本は実録物という感じがする。それもそのはず『AERA』とか『週刊東洋経済』などへの連載をもとに書き下ろしたそう。事実は小説より奇なり。★「忙しい、専門家に任せとけ、素人の出る幕やない」自分ちの中を大切にするのは当然だが、どうしてうちの外には気を配らない?共同住宅の維持管理について。★マンション・共有住宅を所有する人、関わる人はぜひ一読を。問題の提起のみならず、解決及びその経緯もまた詳細に記述されてあるのがいい。2021/05/24

mazda

12
結局、管理組合という人のつながりが大切だということで、見た目とか内装なんてどうでもいい、ということかと。暴動も起きずに建て替えができると、ロシアの国営テレビがインタビューに来るそうです。暴動なしで建て替えなし、ということでしょうか。2021/10/25

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