出版社内容情報
国木田独歩「武蔵野」。26歳の青年が失恋の果てに綴った120年前の名短篇の舞台は、都市と農村がせめぎあう郊外だった。資料を駆使した冒険的な探究の先に浮かびあがる、近代日本のなりたちの風景と現代への問い。
内容説明
国木田独歩「武蔵野」。二六歳の青年が失恋の果てに綴り、一二〇年前に発表されたこの短篇(岩波文庫でわずか二八頁)は、当時にして新たな近代の感性に満ち、今にして豊穣で尽きせぬ発見がある。独歩の日記、古地図、植生や水利等の資料を駆使した、冒険的かつ愉楽的な精読。その先に武蔵野学のはじまりを予感しながら―
目次
第1章 恋愛と風景/草から雑木林へ(いにしえの草のゆかり;丘のうえの家から;欺かざるの記を読む ほか)
第2章 切断と継承/歌枕と名所のあいだ(はるかな原風景として;歌枕の果てる場所;あいびきに誘われて ほか)
第3章 隠蔽と発見/郊外と水物語へ(郊外に遊び、秘密を紡ぐ;鳥瞰的に輪郭を描く;武蔵野の水物語を探して ほか)
著者等紹介
赤坂憲雄[アカサカノリオ]
1953年、東京都生まれ。東京大学文学部卒。学習院大学教授・福島県立博物館館長。東北学を提唱し、1999年に雑誌『東北学』を創刊。2007年『岡本太郎の見た日本』(岩波書店)でドゥマゴ文学賞・芸術選奨受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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