出版社内容情報
時には人の手を加え、時には利害が異なる人同士での合意形成を。災害時や都市部での実践も含め、聞き書きとともに活写。
内容説明
自然と社会の未来の形は、どういうものが望ましいのだろうか。自然をめぐる各地のさまざまな“いとなみ”を、歩き、見て、聞いて、考えた。人と自然の相互関係とはどういうものか。自然をめぐる合意形成とは?災害時や都市部での実践も含めながら、自然とコミュニティのこれからを活きいきと描きだす。
目次
第1章 自然とは何だろうか?―人間との相互作用(生活の場から;ヨシ原という自然から考える;日本列島の自然の歴史;自然とは何だろうか;半栽培;伝統的知識)
第2章 コモンズ―地域みんなで自然にかかわるしくみ(自然と社会組織;コモンズと「所有」;なぜ「集団的」なのか;災害とコモンズ)
第3章 合意は可能なのか―多様な価値の中でのしくみづくり(現代のコモンズ;順応的管理と「正しさ」をめぐる問題;多様な合意形成の形;順応的なガバナンスへ)
第4章 実践人と自然を聞く(聞くといういとなみ;物語を組み直す)
おわりにかえて―小さな物語から、人と自然の未来へ
著者等紹介
宮内泰介[ミヤウチタイスケ]
1961年生まれ。北海道大学大学院文学研究科教授。環境社会学。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。自然と人、コミュニティのこれからをテーマに、国内外のフィールドワークを続ける。さまざまな市民活動、まちづくり活動にもかかわっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
けんとまん1007
takahiroyama3
oooともろー
お抹茶
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