出版社内容情報
沖縄で、硫黄島で、南洋諸島で、シベリアで、いまも親族の遺骨を探し続ける人々がいる。空襲や原爆では、身元不明のまま、多くの市民が「仮埋葬」されたが、その後はどうなったのか。戦争の結果、「遺骨」となった310万人の「未完の戦後」を探るルポ。戦争とは? 国家とは? 「遺骨」から日本の戦後が見える。
内容説明
沖縄で、硫黄島で、南洋諸島で、シベリアで、いまも親族の遺骨を探し続ける人々がいる。空襲や原爆では、身元不明のまま、多くの市民が「仮埋葬」されたが、その後どうなったのか。戦争の結果、遺骨となった三一〇万人の「未完の戦後」を現地に探ったルポ。戦争とは?国家とは?遺骨から日本の戦後が見える。
目次
第1章 首都東京・足元の遺骨(のどかな公園で;甘かった被害想定;大空襲の犠牲者はどこへ行ったのか ほか)
第2章 激戦地・硫黄島で(戦略上の要衝;圧倒的戦力差のなかの戦い;菅政権下の「成果」 ほか)
第3章 沖縄・広島・長崎の死者たち(「沖縄戦」戦死者の出身地;残るのは三二〇九柱?;開発の波 ほか)
第4章 遺骨収容の戦後史(日清、日露戦争と戦没者遺骨;戦争まみれの大日本帝国を象徴する墓地;「戦陣訓」―のたれ死にの教え ほか)
第5章 戦没者慰霊の国際比較(骨にこだわるのは日本文化ゆえか;すべて母国に帰還を―アメリカ;関係悪化の北朝鮮でも ほか)
第6章 日本の「戦後」を問い直す(戦後七〇年を前に;「満州国」の墓標;荒野に実るリンゴ ほか)
著者等紹介
栗原俊雄[クリハラトシオ]
1967年生まれ。東京都出身。早稲田大学政治経済学部政治学科卒、同大学大学院政治学研究科修士課程修了(日本政治史)。1996年、毎日新聞入社。横浜支局などを経て、毎日新聞東京本社学芸部記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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