岩波新書<br> 都市 江戸に生きる―シリーズ日本近世史〈4〉

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都市 江戸に生きる―シリーズ日本近世史〈4〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004315254
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0221

内容説明

江戸城の周囲に、大名屋敷、町人地、寺社地等が展開する巨大城下町・江戸。そこではどんな暮らしが営まれたのか。町の構成、物の流れはどうか。日本橋近辺、浅草、品川などの地を取り上げ、庶民の訴えや寺の記録、絵図や名所図会などから、都市を構成する多様な要素とその変遷を読み解く。細部から全体を捉える意欲的試み。

目次

第1章 城下町・江戸(城下町のイデア;城下町を構成する要素 ほか)
第2章 南伝馬町―江戸町方中心部の社会(高野新右衛門と南伝馬町;高野新右衛門が支配する町々 ほか)
第3章 浅草寺―寺院と寺領の社会と空間(近世前期の浅草寺;浅草寺一山と寺中 ほか)
第4章 品川―宿村と民衆世界(南北品川宿村;品川宿村の社会 ほか)
第5章 舟運と薪―江戸の物流インフラと燃料(江戸湊と江戸河岸;江戸河岸の人びと ほか)

著者等紹介

吉田伸之[ヨシダノブユキ]
1947年東京都生。1975年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。千葉大学教育学部助教授、東京大学大学院人文社会系研究科教授を経て、東京大学名誉教授。専攻、日本近世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬参仟縁

27
身分社会の時代。地べたで汗まみれ、虐げられつつもしたたかに生きる人の視線。虫けらの目を持つ民衆の目。下からの視座(はじめに)。人宿という職業:大名や旗本、幕府の施設に、若党・中間(ちゅうげん)などの武家奉公人を派遣し、身元保証して判賃(保証の印鑑を捺す費用)や飯料(はんりょう)から手数料を取る業者(92頁)。初めて知った。売薬は香具師(やし)の商売で、集客の芸能を愛敬(あいきょう)芸術と呼んで、境内や広場など、芝居や見世物を興行した(146頁)。2015/08/17

coolflat

14
江戸の町はどのように発展したのか。そこに住む人々の目線から見る歴史を描く。第一章は城下町を取り上げる。その最大規模のものである江戸がどう形成され、巨大化を遂げたかを辿る。第二章から第四章は巨大化を遂げた江戸の町方から3つのポイントを地帯として選び、それぞれの構造や特徴を見る。取り上げる地帯は、江戸の中心部の社会-南伝馬町とその周辺(第二章)、江戸北東部の巨大寺院を中心とする社会-浅草寺と寺領社会(第三章)、江戸南端に接する品川宿とその周辺社会(第四章)。第五章は江戸のインフラ(舟運、主に川)について書く。2017/12/28

fseigojp

7
浅草、日本橋、品川からみた江戸2020/04/26

Hiroshi

6
近世の都市とはどのような性格を持つ社会であったのか、史料を通して考えていく本。普通の人々の暮らしや営みを事実に即して見ていく。社会=空間構造論(社会の様子を知る上で、それが基盤としている舞台となる空間も同時に見ていく)、身分的周辺論(社会の周辺部分にいる人々に焦点を当てて、そこから社会全体の特徴をあぶり出す)、分節的構造論(身分社会の構造を、人々の繋がりや小さな社会を個々の要素とみて分節的に捉え、それらの積み重ねと相互の関係によって全体が構成されている転を重視し、権力秩序にも考慮して見る)を利用していく。2021/04/18

くまくま

5
江戸という近代きっての巨大都市は複雑で多面的な構造を持っていた。中でも5章が面白かった。武家、寺社、そして50万の町人、彼らの生活を支えるためにどれほどのエネルギー(薪)が使われていたのか。生産、物流、販売等々いまだ謎だらけというのも面白い。2019/09/05

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