岩波新書<br> NHK―危機に立つ公共放送 (新版)

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NHK―危機に立つ公共放送 (新版)

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004315216
  • NDC分類 699.21
  • Cコード C0236

内容説明

公共放送の使命とは何か。創立以来最大の「自主・自律」の危機に直面するNHK。権力によるトップ人事支配に「民主主義の危機」と警鐘を鳴らす著者が、構造的要因を解明し、再生への展望を示す。NHK研究歴五〇年の第一人者が、克服すべきすべての課題に鋭くメスを入れる。定評ある前著を全面改訂して問う緊急提言。

目次

序章 いま、なぜNHKか
第1章 公共放送とは何か―国家のNHKか、市民のNHKか
第2章 「三つの独立」とその空洞化
第3章 NHKの体質はどのように培われたか
第4章 ETV番組改変事件が提起したもの
第5章 「改革」へのせめぎ合い―籾井体制につながった経営委員会強化
第6章 「国策」優先か、公共性の視点か―問われる「ユニバーサル・サービス」
第7章 通信・放送融合時代に問われるもの―試練に立つ受信料制度と公共放送の使命
第8章 再生のために何が必要か―市民的公共放送への道

著者等紹介

松田浩[マツダヒロシ]
1929年東京都に生まれる。1953年東京大学経済学部卒業、日本経済新聞社入社。放送担当記者・編集委員(1962‐87年)を経て、立命館大学教授、関東学院大学教授を歴任。現在、メディア研究者、メディア総合研究所研究員。著書、『ドキュメント放送戦後史(1,2)』(双柿舎、1でJCJ奨励賞受賞)、『知られざる放送』(共同筆名・波野拓郎、現代書房、JCJ奨励賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

jima

19
言葉が難しくわかりにくいところがあるが、最近のNHK、ちょっと変だぞと思っていたので納得。BBCなどヨーロッパ公共放送が共通して取り組んでいる3つの柱(7章)、その流れと正反対の方向に流れようとしているNHK。「重要なことは、民主主義の『番犬』として、権力を監視する役割を託された公共放送メディアにとって、第一義的に求められるのは、政府からの『独立』市民社会に対する『透明性』と『説明責任』」。政府の顔色を伺い、自主規制してしまう「飼い犬」になってはいないかな。2015/01/31

coolflat

16
戦後70年、NHKは、様々に政府に翻弄されてきたが、時の政権が首相に極めて近い人達を経営委員会に送り込み、財界人グループ「四季の会」と図って、NHK会長の座に意中の人物を据えるといった露骨な人事介入は、戦後の歴史始まって以来、安倍政権が初めてだと言う。なぜこうも政治介入を許し、そして常態化し、やがてNHKは追いつめられていったのか。その要因は4つある。1つは電波管理委員会の廃止、2つ目は自民党政調会・通信部会などの「密室審議」、3つ目は経営委員の指名・任命権、4つ目は政府による会長人事の「事前了解」権だ。2016/01/09

tolucky1962

13
長くメディア研究した著者が05年初版を14年に全面改版。他国のように放送監視の独立機関がなく、政府に権限ができてしまっている日本で、NHKの政府からの独立性が問題。政府干渉の歴史が示される。組織、人事、予算的独立の仕組みがなく、政府が予算を人質にして人事さらに番組内容に干渉。『メディアが政権を監視』すべきが『政権がメディアを抑える』。報道の自由は国民の知る権利に直結する。政権のメディア干渉が問題になっている今、読んでおくべき内容。2016/04/10

まや

3
公共放送とは何か。人事権などを国に握られているのに、なぜ国民の味方となって政権批判ができると言えるのか。ということをずっと考えていたので読んでみた。2024/07/03

安瀬内喬

2
NHKはすでに公共放送ではないと思っていますが、前の戦争のようなことはしないぐらいの自律性は欲しい。もうないのかな。2015/03/20

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