出版社内容情報
地球の未来は,現在の技術文明の延長上には描けない.必要とされるのは,途上国の状況に適した適正技術である.それは,近代科学技術の問題を乗り越える使命をも帯びている.インドネシアにおける排水処理やバイオマスエネルギー開発の実践をふまえて,今後の望ましい技術の
内容説明
地球の未来は、現在の技術文明の延長上には描けない。先進国の技術転換とともに、途上国の状況に適した“適正技術”が必要だ。それは、近代科学技術の問題を乗り越える使命をも帯びている。インドネシアにおける排水処理やバイオマスエネルギー開発の実践をふまえて、今後の望ましい技術のあり方と、それを含む代替社会の方向性を探る。
目次
第1章 インドネシアと日本の落差から(インドネシアへの旅;一〇万円で家が建つ;手に職をつける;適性技術を考える)
第2章 水質汚濁とのたたかい(インドネシアの暮らしと川;排水処理に取り組む;コミュニティ排水処理に挑む)
第3章 バイオマス廃棄物からエネルギーを(中国の葦原から;インドネシアでプラントをつくる;適正化の展望)
第4章 代替社会に向けて(人が使えるエネルギーはどれだけか;近代技術とは何だろうか;これからの技術と社会)
エピローグ 化石燃料時代ということ
著者等紹介
田中直[タナカナオ]
1951年、東京に生まれる。東京大学工学部卒業後、石油会社にて、石油精製プロセス管理、排水処理の技術開発などに従事する一方、1987年より国際協力NGO、APEX代表、1999年より専従。理学博士。現在、特定非営利活動法人APEX代表理事。専攻、応用化学、生化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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