岩波新書<br> テレビの日本語

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岩波新書
テレビの日本語

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004313786
  • NDC分類 699.64
  • Cコード C0281

出版社内容情報

テレビが誕生して来年で60年.当初穏やかに語りかけていたテレビが,今や朝から晩まで声高にしゃべり続ける饒舌なメディアへ変わった.報道番組もお笑い番組も隙間なくしゃべり続けるようになったのはいつからか.ニュースのことばを中心にテレビの歴史をふりかえりながら,その要因を探り,テレビの日本語の今を考える.

内容説明

テレビが誕生して来年で六〇年。当初穏やかに語りかけていたテレビが、今や朝から晩まで声高にしゃべり続ける饒舌なメディアへ変わった。報道番組もお笑い番組も隙間なくしゃべり続けるようになったのはいつからか。ニュースのことばを中心にテレビの歴史をふりかえりながら、その要因を探り、テレビの日本語の今を考える。

目次

序章 テレビが息をのんだ「3・11」
第1章 テレビのことばはこう作られる
第2章 時代を映すテレビのことば
第3章 ニュース文体はこう変わってきた
第4章 災害報道のことば
第5章 報道現場でのことばの選択
終章 デジタル時代のことばの行方

著者等紹介

加藤昌男[カトウマサオ]
1943年、横浜生まれ、長野育ち。1966年、早稲田大学政治経済学部卒、NHKにアナウンサーとして入局。東京アナウンス室、鳥取、札幌、福岡、名古屋各放送局アナウンサー、徳島放送局長を歴任。ニュース、報道番組、教育問題、ことば番組を担当。1999年から(財)NHK放送研修センター日本語センターで後進の指導とコミュニケーション研修を担当。2006年から同センター専門委員、エグゼクティブ・アナウンサー。日本国語教育学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Rubik's

32
★★★★☆2019/07/23

ロッキーのパパ

13
言葉そのものよりも、テレビにおける言葉の担い手であるアナウンサーに焦点が当てられている気がする。テレビにおけるニュース番組の歴史を概観するにはちょうどいい本かもしれない。タイトルにある日本語の観点からは、ことばの揺れに着目している。ことばの揺れを「乱れている」と一概に否定しない点は評価できる。ただ、著者はNHKのアナウンサー出身であり、正しい日本語の伝え手として矜持もあちこちに見受けられた。2012/09/19

青龍

10
図書館本。ここ数年、テレビがやたら騒がしく感じる。画面のあおり文字も邪魔。タレントが、芸として騒いだり、馬鹿な発言するのはまだしも、コメンテーターはきちんとした言葉で話してほしい。2018/04/03

kenitirokikuti

6
第1章 テレビのことばはこう作られる▲放送で使われることばはかつて「標準語」(模範的)と呼ばれた。現在は「共通語」(場所によらないという実用性)である▲商品名や商標を避けるための名称。ヘッドフォンステレオ、notウォークマン。歩数計、not万歩計▲サンガイダテ(三階建)、レイサン(03)、氷点下五度三分、notマイナス5.3。約(ヤク)は百(ヒャク)との混同を避け、およそ▲放送と新聞の報道文の違い。放送は日時は略される。新聞では誰それの発言や談話は直接話法で記述されるが、放送では本人の映像と音声になる。2017/09/16

青龍二世

5
図書館本。2018/04/03

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