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岩波新書
戦後政治史 (第3版)

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  • サイズ 新書判/ページ数 303,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004312819
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0231

出版社内容情報

2009年夏の総選挙で民主党が圧勝、戦後政治史上初の本格的な政権交代が実現した。だが、普天間基地、消費税などでたちまち迷走、混迷が深まっている。的確な記述で定評ある通史に小泉政権とその退場後の激変を増補した最新版。

内容説明

自民党から民主党へ―二〇〇九年九月、戦後政治史上初の本格的な政権交代が実現、大胆な政策転換への国民の期待が高まったものの、沖縄・普天間基地、政治資金、消費税などで迷走が続いている。今こそ、歴史に道標が求められる時であろう。衆参両院の全選挙結果も収めた定評ある通史に「新版」後六年の激動を増補した最新版。

目次

敗戦
占領と改革の開始
憲法改正
政党の復活
戦後最初の総選挙と第一次吉田内閣
社会党、第一党に
初の単独過半数政党
講和の前後
吉田対鳩山、左社対右社
保守一党優位体制の成立〔ほか〕

著者等紹介

石川真澄[イシカワマスミ]
1933‐2004年。1957年九州工業大学機械工学科卒業。朝日新聞社に入り、編集委員(政治担当)などを歴任した後、新潟国際情報大学教授、桜美林大学大学院教授

山口二郎[ヤマグチジロウ]
1958年生まれ。1981年東京大学法学部卒業。現在、北海道大学大学院法学研究科教授(行政学、政治学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イノ

13
大東亜戦争後から民主菅政権まで。    殆ど記録と数字と年号の羅列だが、戦争中も派閥と利権にまみれていたり、昔は派閥が多かったり、田中角栄、ロッキード事件と知っている名前と事件が出たりオイルショックや高度経済成長といった時代の流れあったり、全容は掴めないが表面を触った程度は分かった。眠れない時用の予定だったが意外と面白く読めた。2017/08/22

桜子

12
筆者が2名います。故・石川真澄氏は淡々とした文章が続き、教科書を読んでいるような感覚ではあっても、政治史の流れはしっかり抑えられています。岸信介が書いた大野伴陸への密約文書にも触れており、他にもデータ掲載がしっかりしている点は良書です。山口氏の担当から目に余る民主党寄りの持論に偏り過ぎており、中立的立場に沿っていません。石川氏の引き継ぎは、他の政治学者に担当してほしい。

ベンアル

10
政治に強くなりたいと思い購入。戦後から安倍首相までの政治史が記載しており、後ろから順番に読んでみた。やはり自分の記憶がある時の政治は面白いが、だんだんはじめの方になると知らない政党が増えて難解になっていく。戦後日本の大部分を自民党が与党であったこと、その中でも民主党と細川首相時代が特異的だったことが理解できる。2022/08/06

逍遥遊

7
65-19-20170329 息子の大学の授業で使っていた本。読んでいて、あれ?これタイムリーにニュースで見ていたぞ!ってことまで書かれていた。あちゃ~、それだけもう歴史になってしまっているんだ。歳をとるわけだわww 内容としては、淡々と事実が記載されており、政治史ということでいえば、とてもよくまとまっている内容でした。 後半の各政党の選挙結果の膨大なデータも貴重な資料ですね。2017/03/29

ぐうぐう

6
『戦後政治史』の好感は、戦後の日本政治を論じるのではなく、記録することを主としている点だ。著者の主観が意図的に抑制された記述は、結果として批評を読者に委ねている。だからこそ、戦後政治の流れを予断なく俯瞰できることを可能にしている。にしても、政権交代によって起こった政治の劣化が叫ばれているが、派閥による権力闘争に明け暮れる自民党の政争の歴史を見ていると、政治が劣化していない時期など、戦後の日本にはなかったのではないかとすら思えてくる。それに比べれば、民主党内の内紛など、可愛いものだ。2011/01/14

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