出版社内容情報
テクノロジーからブランド、デザイン、エンタテイメントまで、身近にあふれる知的財産。これを守り、活用するため、法律の全体像と仕組みを平易な言葉でわかりやすく解説する。特許法、商標法、意匠法、そして著作権法まで。
内容説明
テクノロジーからブランド、デザイン、エンタテインメントまで、私たちの身近にあふれ、生活を豊かにしてくれる知的財産。これを保護し、また、活用するため、特許法、商標法、意匠法、そして著作権法など関係する法律の仕組みを平易な言葉でわかりやすく解説する。誰がどのような権利を持ち、権利侵害になるのはどのような場合か。
目次
第1章 知的財産法のコンセプト
第2章 保護されるものとされないもの
第3章 誰が権利を持っているのか
第4章 どのような場合に侵害となるのか
第5章 知的財産を活用する
終章 知的財産法をどう変えていくか
著者等紹介
小泉直樹[コイズミナオキ]
1961年東京都に生まれる。1985年東京大学法学部卒業。現在、慶應義塾大学法科大学院教授、弁護士。専攻は知的財産法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kaizen@名古屋de朝活読書会
33
#説明歌 #短歌 著作権特許商標意匠など知的財産法総まとめる 作品を引用しても出版物明示しない著者出版社2017/03/12
ヤギ郎
11
特許法と著作権法についての入門書。法律の基本事項について噛み砕いて説明している。判例の言及もある(巻末に引用判例明記)。特許法や著作権法などの知的財産法が何を守ろうとしているのかがよく分かる。経済分野との関連も指摘している。知財法のあり方を示唆して本書を閉めている。2019/01/30
Haruka Fukuhara
10
とてもわかりやすく知財の世界を紹介してくれていていい本だった。2017/09/29
tieckP(ティークP)
8
岩波新書ながら、ですます調で書かれていて、著者の気負いもあまりない文字通りの「入門」。内容的にも、後半に向けて内容が上がらないため、頭を訓練した感じはしないが、取り上げている題材はどれも学者の関心を超えて一般的であり、説かれていることも常識的なので、このテーマ(知財というと硬いが、著作権・意匠権・商標権・特許権など)に関心を持つ人なら読んでおくと良い本。個人的には、ベンネームを使った著作や著作権譲渡は文化庁に登録できるというのは全く初めて知ったので面白かった。不動産と同様に譲渡を登記して対抗できるのだ。2022/09/03
takizawa
7
特許法(テクノロジー),商標法・不正競争防止法(ブランド),意匠法(デザイン),著作権法(エンタテインメント:映画,音楽,文学)の各分野について解説した一般向けの入門書。これらの権利を誰が主張できるのか,どのようなことをしたら権利侵害になりうるか,といった視点から書かれている。身近な具体例が豊富でイメージしやすい。◎。2010/10/30
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