出版社内容情報
刻一刻と進む地球温暖化。この未曾有の環境変動を前に、従来型の経済発展は許されない。いま必要なのは、CO2を大幅に削減し経済を向上させる、新たな成長戦略だ。低炭素化による経済ビジョンの大いなる可能性を示す。
内容説明
刻一刻と進行する地球温暖化。この未曾有の環境変動を前に、従来型の経済発展はもはや許されない。いま必要なのは、CO2の排出を大幅に削減し、なおかつ経済を向上させる、新たな成長戦略だ。困難な課題を克服する鍵は、産業構造の転換にある。低炭素化による経済の大いなる可能性と将来ビジョンを示す。
目次
第1章 排出削減が経済を向上させる(二つの経済ビジョン;グリーン・イノベーションと「第三次産業革命」)
第2章 地球規模での排出削減への挑戦(COP15とは;「二℃目標」への挑戦;COP15の今後;気候変動が迫る国際連携)
第3章 省エネ世界一の幻想からの脱却(排出削減を回避する論理;排出削減の可能性と削減のための政策;経団連環境自主行動計画の検証;「試行排出量取引スキーム」の問題点)
第4章 環境産業政策への転換(低炭素化が生み出す新しい経済の姿;低炭素経済の基盤づくりとしての「インフラの造り替え」;「投資政策」としての環境政策;グリーン産業政策を)
著者等紹介
諸富徹[モロトミトオル]
1968年大阪府生まれ。1998年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、京都大学大学院経済学研究科教授
浅岡美恵[アサオカミエ]
1947年徳島県生まれ。1970年京都大学法学部卒業、1972年弁護士登録。現在、弁護士(浅岡法律事務所)、NPO法人気候ネットワーク代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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