岩波新書
活字たんけん隊―めざせ、面白本の大海

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  • サイズ 新書判/ページ数 219p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004312307
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0295

出版社内容情報

並外れた好奇心ゆえに出会えた奇書・快著・傑作を紹介しつつ、常識の盲点へ、世界の辺境へと誘う。「クソ食う人々」「大日本スリッパ問題」「地球の壊し方」・・・・・。目次を眺めてピクリとも心動かぬ人が、果たしているだろうか。

内容説明

岩波新書が変わった!と大反響を呼んだ『活字のサーカス』から二三年、「面白本」案内四部作の完結篇。並外れた好奇心ゆえに出会えた奇書・快著・傑作を紹介しながら、常識の盲点へ、世界の辺境へと誘う。「クソ食う人々」「大日本スリッパ問題」「地球の壊し方」…。目次を眺めてピクリとも心動かぬ人が、果たしているだろうか。

目次

博物誌の誘惑
不可解の含有率
道連れの旅
風、自給率一〇〇パーセント
地方南北面白本との遭遇
嫌いな言葉
ラ・プラタ川の珍しい動物
布団の中の面白本
クソ食う人々
大日本スリッパ問題
北極圏のカレー合宿
小屋と魔窟
懐かしい未来
墓石の下から逃れるために
石合戦
地球の壊し方

著者等紹介

椎名誠[シイナマコト]
1944年東京に生まれる。作家、書評誌『本の雑誌』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

111
椎名さんの岩波新書で出されている本に関するエッセイの4冊のうちの最新のものです。世界各地を旅行したこととそれに関する本などが一緒になって楽しい読み物となっています。ある意味冒険談という気がしますが、結構気味が悪いもの(ヒルなど)や食べものなどの話が出てきて自分の知らない世界が広がる気がします。読んでいて楽しい本です。2015/12/07

kinkin

89
『活字のサーカス』『活字博物誌』『活字の海に寝ころんで』に続く4冊目。一作目で岩波新書が変わった!という反響があったらしい。それまで堅めの岩波新書にしてはくだけた内容だったからだろう。今回もいろいろな面白本が紹介されていた。博物誌、地方の面白本、布団の中で読む面白本、カレーについて他。特に嫌いな言葉というエッセイでは椎名さんらしくいまどきの変な言葉について怒っていた。ら抜き言葉や〜のほうになります、・・・と思います、大いに同感。しかし言葉は時とともに変化するのは仕方ないか。5作目を待っています。 2020/04/09

へくとぱすかる

52
できれば巻末に、登場した本のリスト・索引を挙げてもらえれば、もっと良かった! 椎名さんらしく探検の本が多い。命をかけた冒険を、安全なふとんの中で読んで、すまぬという気持ちと、そういうのが読書なのだ、という現実とのギャップ。これはよくわかる。コノワタから始まる話は印象的。あとがきの「ぼくの読書人生はしあわせでありました」が、実にさわやかなラストでした。2017/10/08

takeapple

16
ああ、またとっておきの1冊を読んでしまった。でもまあいつまでもとっておくと、読まずに死ぬかもしれないなあと言うことを考えるようになった。とっても興味深い本が載っていたので買いたいけれど、そうやって積読本を増やすと、先が見えている人生にとって意味があるのかなあ考えてしまう。2023/11/08

AKIKO-WILL

15
作家の椎名誠さんが読んでいる本はどんな本だろう?と気になり、読みました。この新書の活字シリーズは、4冊目だとは知らず1番新しいのを読んだのですが、冒険好きな著者だけにそれにまつわる冒険や旅行記など自分では手に取らない本が多く面白かったです。2014/05/06

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