岩波新書
デジタル社会はなぜ生きにくいか

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  • サイズ 新書判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004311850
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0236

内容説明

わかりにくい操作、突然の不具合、巧妙な詐欺など、デジタル社会に生きる困難は確実に深まっている。それはなぜか。技術者の設計に問題はないか、メディアは必要なことを伝えているか、利用者は素朴に信じてしまっていないか?私たちを待っているのは悪夢のような未来なのか。一人一人が生き延びるための心得を考える。

目次

序章 一九八四年の日本とアメリカ
第1章 デジタル化した世界
第2章 情報機器との格闘
第3章 情報洪水の中で
第4章 困難は作られる
第5章 デジタル社会を生き抜く

著者等紹介

徳田雄洋[トクダタケヒロ]
1951年、東京に生まれる。1977年、東京工業大学大学院博士課程中退。理学博士。カーネギーメロン大学(1983‐84年)およびピサ大学(1999年)で客員科学者。現在、東京工業大学大学院教授。専門はソフトウェア生成系、情報ネットワーク。2004年ウェブ工学国際会議最優秀論文賞(ミュンヘン)受賞。著書に「はじめて出会うコンピュータ科学(全8冊)」(岩波書店、1990。1991年産経児童出版文化賞大賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

35
#感想歌 #短歌 境界を決めて代替方法を持ち人の立場を尊敬しよう。初めから心構えを示してね、成功失敗体験記録。 2017/03/07

Nobu A

9
1980年代から本格的に始まった第三次革命。個人レベルだと、帰宅後も週末もメールがチェック出来、便利な反面、忙しくなったと感じる。デジタル技術が社会に及ぼす影響の是非。無の時代や20年前と比較し、長短を叙述。最終的には上手に付き合うといった一般論に落ち着くが、市場原理が働き、多機能化する一方で、高齢者向けの簡易版機器が出たり、人々が生活しやすい方向へと向かうとは思う。楽観論寄り。身近な通話機器、インターネット、公共施設周辺のデジタル化等の変遷を分かりやすく説明。俯瞰・網羅的で全体像を捉え、勉強になった。2018/11/08

Takahashi

8
タイトルが「なぜ」とあるのに前半はデジタル社会の負の事例の列挙に留まり、肝心の考察は約20ページ分まとめてあるのみで個人的には期待を裏切られた内容であった...。要は機器は発達していくがそれを扱う人間や社会制度が追いつけず、ヒューマンエラーや社会的混乱を招くことが原因だという内容の話である。ただ読みながら、私たちが平然とデジタル社会の中で生きているなという事に気付かさせてくれた。2015/07/03

kaizen@名古屋de朝活読書会

7
書かれていることの3分の1は、本当にそのとおりだと思いました。 ソフトウェアの自動更新:可逆的でないと間違ったときに大変。 2つの注文:途中で切れると、2度送ったかどうかを確かめれない仕組みは作りが悪い。 ワープロソフトの自動修正:しなくてもよい修正をする。 もっともな指摘と、わからないからの不安が入り混じっているかもしれない。 とにかく、生きにくいのは確か。2009/11/06

kubottar

7
デジタル化された社会だといい面もあるけど悪い面もたくさんあるよ。依存しないで生きていく指南書。毎日ネットにどっぷり使ってる人達には必要ないかな?2011/02/04

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