岩波新書 シリーズ日本近現代史 8<br> 高度成長―シリーズ日本近現代史〈8〉

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岩波新書 シリーズ日本近現代史 8
高度成長―シリーズ日本近現代史〈8〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004310495
  • NDC分類 210.76
  • Cコード C0221

出版社内容情報

日本経済の「後進性」が問題にされ、近代化・合理化が必要だと熱心に叫ばれていた時代から、「経済大国」としての役割を期待されるようになる時代まで。「成長神話」はいかにして浸透し、「ゆがみ」を生じさせていったのか。

内容説明

日本経済の「後進性」が問題にされ、近代化・合理化の必要性が熱心に叫ばれた時代から、「経済大国」としての地位を確立する時代まで。「経済成長への神話」はどのように浸透し、また「ゆがみ」を生じさせていったのか。人々の欲求と政治の思惑はいかに寄り添い、あるいはすれ違い続けたのか。通説に大胆に切り込む意欲作。

目次

第1章 一九五五年と一九六〇年―政治の季節(転機としての一九五五年;独立後の政治不安;保守合同と五五年体制;国際社会への復帰;春闘と三池争議;日米安全保障条約改定問題;五五年体制と戦後民主主義)
第2章 投資競争と技術革新―経済の季節(経済自立から所得倍増へ;投資とその制約要因;「技術革新」と新産業育成;「見せびらかしの消費」の時代)
第3章 開放経済体制への移行―経済大国日本(ベトナム戦争下のアジア;開放体制への移行;証券恐慌と大型合併;大型合併と企業システム;「成長志向」への異議申し立て)
第4章 狂乱物価と金権政治―成長の終焉(二つのニクソン・ショック;沖縄返還;列島改造と狂乱物価;二つの石油危機;企業の社会的責任と金権政治)

著者等紹介

武田晴人[タケダハルヒト]
1949年生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。現在、東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授。専攻は経済史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

coolflat

11
鳩山~中曽根政権まで。22頁。鳩山内閣の最重要方針。日ソ交渉を中心とする平和外交の推進と憲法改正の準備。しかし憲法改正については、保守陣営が衆議院の3分の2以上の議席を確保できず、憲法調査会法案が参議院で審議未了に終わったことに示されるように、実現できなかった。58頁。60年安保。安保改定反対そのものについては盛り上がりに欠けていた。衆議院で新安保条約の承認が強行採決されると、安保反対運動は一挙に倒閣運動という色彩を強めて全国的に激化した。反対運動が変質したのは、強引な議会運営に対する怒りの高まりだった。2016/05/19

fseigojp

10
もう二度とこない経済成長と団塊の世代2020/10/11

Akiro OUED

5
貿易の自由化によって、集中豪雨的輸出戦術を磨きつつ、資本の自由化に備えて、株の持ち合いという銀行を頂点とする企業グループを形成した。これも、一種の非関税障壁だったんだろうね。ラーメンからロケットまで売りまくったセノビ志向の反動が、今の日本のチヂミ志向じゃなければいいんだが。2022/07/01

瓜月(武部伸一)

5
自分が生きた日々が既に歴史書となっている。1955年から1988年、「高度経済成長」の出発から終焉、バブル崩壊の前夜までを描く。その日々を改めて振り返るとき、すでに忘れられている事実が幾つもある事に改めて気付く。例えば、1974年にはタイとインドネシアで田中首相の訪問に抗議する反日デモ・暴動が起きている。今は「親日」だと言われる東南アジア諸国で、70年代半ばまで日本の経済進出に対する激しい拒絶があった事を覚えている人がどれだけいるだろう。反日暴動に参加した人々も、未だバンコクやジャカルタに生きているのだ。2018/02/25

qeise

5
五五年体制の成立から”高度成長”の終焉までを描く本書は、経済史の専門家によって著されている。ゆえに、経済的な事柄ついての内容の豊富さと反比例するように、政治史に関しては、『朝日年鑑』からの引用を多用する。聞きなれない経済用語が多くて読むのに手間取ったが、その底流に流れるストーリーラインはシンプルであり、当初、鳩山内閣において不況対策や雇用の解決の「手段」として導入された”経済成長率”が、やがて自己目的化し、追求され、結果、日本経済が歪な様相を呈していくというもの。バブルの崩壊はその延長上に位置付けられる。2011/12/03

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