感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
76
米沢先生の人物での物理学の歴史をたどるものです。この上巻には、アリストテレスから始まりアインシュタインの前半までが収められています。山本義隆先生のよりももう少し一般的にかみ砕いて説明してくれています。ただやはり高校物理くらいの素養があったほうが理解は早いと感じられます。図解もありわかりやすさがあります。2015/09/13
トムトム
25
なかなか面白かったです。天才も人間。そして、とても賢い人間がすごく考えて出した答えが合っていたり間違っていたり。私の認識は百年後も通じるか。科学は愉しい!2022/07/03
赤い熊熊
13
上巻で特殊相対論まできたから、あっさりと書かれている物理学史です。熱統計力学や電磁気学のところがあっさりとしてるぶん、他ではあまり大きく取り上げられていないホイヘンスが詳しかったりしていて、独自性があります。ある程度物理を知ってれば、サクッと読めてしまうので、良いです。米沢先生の専門である統計物理学についての話がなかったのが意外。下巻で書かれているのか。2019/04/06
ベンアル
7
試験勉強中、エントロピーの概念がわからなかったため。手にとって熱力学の箇所を読んだ。エネルギー保存則とエネルギー収支はわかったが、エントロピーが高くなると、エネルギーは低くなる?宇宙はエントロピーが高くなるほうに向かっている?から挫折した。2022/08/20
チャック
4
優しい口調で綴られた タレスから、ガリレオ、ニュートン、ボルツマン、…アインシュタインまでの物理家系図。2013/11/24