内容説明
豊かな会話、クリエイティブな議論は、どのようにして成り立つのか。話の流れをつかむ「文脈力」や基盤としての身体の重要性を強調しつつ、生きいきとしたコミュニケーションの可能性を考える。メモとマッピング、頷きと相槌、会議運営のコツなど実践的な技から、弁証法的な対話の喜び、沈黙それ自体の意味など深い考察まで、縦横に展開。
目次
第1章 コミュニケーション力とは―文脈力という基本(コミュニケーションとは;「感情」と「意味」の座標軸;ディベート乱用の危険性 ほか)
第2章 コミュニケーションの基盤―響く身体、温かい身体(響く身体、響かない身体;基本原則(目を見る;微笑む;頷く;相槌を打つ)
『浮世風呂』の身体コミュニケーション ほか)
第3章 コミュニケーションの技法―沿いつつずらす(沿いつつずらす;偏愛マップ・コミュニケーション;要約力と再生方式 ほか)
著者等紹介
斎藤孝[サイトウタカシ]
1960年静岡県生まれ。1985年東京大学法学部卒業。東京大学大学院教育学研究科博士課程を経て、現在、明治大学文学部教授
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