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岩波新書
新選組

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  • サイズ 新書判/ページ数 243,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004308553
  • NDC分類 210.58
  • Cコード C0221

出版社内容情報

幕末の京都,「尽忠報国」=尊皇攘夷のスローガンの下に行動していた新選組は,攘夷から開国へと激変する社会情勢にどのように対応したのか? 近藤勇の書簡などを読み解きながら,結成から終焉まで,その実像に迫る.

内容説明

文久三年(一八六三)、幕末の京都に誕生した新選組は、「尽忠報国」を掲げながら攘夷ができず、不本意にも市街の見廻り役として行動した。しかし、翌年の四ヶ国艦隊下関砲撃を機に社会情勢は攘夷から開国へと激変する。彼らは、この事態にどのように対応したのか?近藤勇の書簡等を読み解きながら、結成から終焉まで、その実像に迫る。

目次

第1章 新選組誕生(母体は浪士組;残留壬生浪士 ほか)
第2章 池田屋事件前後(将軍再上洛と新選組;池田屋事件 ほか)
第3章 長州征伐にこだわる新選組(「尽忠報国」再検討;西本願寺の新屯所 ほか)
第4章 京都での大詰め(伊東甲子太郎派の分離;新選組の全員が幕臣に ほか)
第5章 戊辰戦争と新選組(甲陽鎮撫隊;近藤勇の最期 ほか)
「結」 新選組とは何だったのか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

237
史実を丁寧にわかりやすく説明されててよかった。この本が発刊された後のNHK大河ドラマの新選組にも影響あったのかな?中々面白い。しかしみんなバタバタしてたもんだな。2019/12/12

こばまり

55
町田市小野路町に建つ小島資料館の森閑とした展示室に佇むと、近藤勇の筆まめ達筆に息を呑む。遺された書簡に光を当て、組織の実像に迫ろうとする本書は、局長贔屓の私には膝を打つ思い。「上京した近藤が天狗に」は慢心に非ずという解釈には唸った。2019/05/17

Die-Go

52
新選組の通史を解説。20年前の本であり、最新情報というわけではないが、流れを把握するには適当かな。読みやすいのも良。★★★★☆2022/10/11

chiaki

37
近藤勇の書簡をベースに、新選組の思想・目的の移り変わりや揺れる幕末の情勢を読み説く。また、子母澤寛による新選組三部作をはじめ、島田魁日記や永倉新八新選組顛末記、秦林親日記、西村兼文新選組始末記などなど、当時を語る多くの資料を比較検証している点も面白かった。巻末の注記までもが必見で、年表、索引もあってとても便利!全てを理解するのは私にはまだまだ。随時確認しながら再読を重ねて理解を深めたい。新選組ファン必読の一冊だと思います。新選組を『滅びる幕府の最後の輝き』と称して結ばれる最後がいい。2019/02/15

Kentaro

13
新選組研究において、1970年頃からの30年間は土方歳三と沖田総司の二人に偏っているという。それには司馬遼太郎の新選組血風録と燃えよ剣の影響と、その映画化された二人の姿が爆発的人気を博したからだという。 一方で近藤勇は人気がない。司馬作品で、少し脳みその足りない男のように描かれたり、最後は名前を隠し、捕まって斬首されたという人生の終わり方が潔くないとでも思われたからであろうか。 土方歳三や沖田総司は自分達で長い手紙などを残していないが、近藤勇は書簡を残しているが、ほとんどその書簡は活用されていないという。2018/12/08

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