内容説明
痴呆を病む人たちは、どのような世界を生きているのだろうか。彼らは何を見、何を思い、どう感じ、どのような不自由を生きているのだろうか。痴呆老人の治療・ケアに二〇年以上携わってきた著者が、従来ほとんど論じられてこなかった痴呆老人の精神病理に光をあて、その心的世界に分け入り、彼らの心に添った治療・ケアの道を探る。
目次
第1章 痴呆を病む、痴呆を生きる
第2章 痴呆を生きる姿
第3章 痴呆を生きるこころのありか
第4章 痴呆を生きる不自由
第5章 痴呆のケア
終章 生命の海
出版社内容情報
痴呆老人はどのような世界を生きているのだろうか.彼らは何を見,どう感じているのだろうか.痴呆を病む人の治療・ケアに20年以上携わってきた著者が,その心的世界を解き明かし,彼らの心に添ったケアの道を探る.