出版社内容情報
起業・就職や芸術の支援,医療情報が特徴的なニューヨーク公共図書館.その根幹はITを活用した情報整理・発信,地域密着の運営・イベントによる,日常生活のサポートだ.市民の力を伸ばす「情報インフラ」とは何かを考える.
内容説明
「図書館がなかったら今の自分はなかった」。起業や芸術の支援、医療情報などが充実したニューヨーク公共図書館。地域密着の運営、独自のイベントや、ITを活用した情報提供は、どのようにして可能なのか。個人の力を伸ばし、コミュニティを活性化させる活動とその意義を伝え、「市民が主役の情報社会」の方向を探る、示唆に富む報告。
目次
序章 図書館で夢をかなえた人々
第1章 新しいビジネスを芽吹かせる
第2章 芸術を支え、育てる
第3章 市民と地域の活力源
第4章 図書館運営の舞台裏
第5章 インターネット時代に問われる役割
むすび―日本の図書館を「進化」させるために
著者等紹介
菅谷明子[スガヤアキコ]
1963年北海道に生まれる。カナダ留学などを経て、米ニュース雑誌『ニューズウィーク』の日本版スタッフとなる。1996年ニューヨークのコロンビア大学大学院にて修士号取得(国際メディア、コミュニケーション専攻)。1997年在米ジャーナリストとして、メディアと公共空間、インターネットと市民社会などをテーマに取材・執筆活動を始める。2000年東京大学、武蔵野美術大学、早稲田大学にて非常勤講師。現在、経済産業研究所(RIETI)研究員。「進化する図書館の会」運営委員、「ビジネス支援図書館推進協議会」副会長、東京大学大学院情報学環「MELL(メディア表現、学びとリテラシー)プロジェクト」プロジェクトリーダーなどもつとめる
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