出版社内容情報
介護保険制度が導入されて1年,福祉の現場でNPO(民間非営利組織)の重要性が増している.地域に密着した福祉サービスや高齢者のニーズにあった事業など,新しい市民ビジネスとして注目されるNPOの実像に迫る.
内容説明
介護保険制度が導入されて一年、福祉の現場でNPO(民間非営利組織)の重要性が増している。地域に密着した福祉サービスや高齢者のニーズにあった事業など、全国で展開されている事件を紹介し、NPOのしくみと役割をわかりやすく解説。新たな市民ビジネスとして注目されるNPOの実像とその可能性に迫る。
目次
1 NPOとは何か
2 活動するNPO法人
3 介護保険とNPO法人
4 市民がサービスを創る
5 NPOとボランティア
6 アメリカのNPO
7 行政とのパートナーシップ
8 税制優遇と財政自立
著者等紹介
渋川智明[シブカワトモアキ]
1946年北九州市に生まれる。1971年早稲田大学卒業。同年、毎日新聞社入社。西部本社報道部副部長から東京本社地方部副部長として地方自治・地方分権問題を担当。現在、社会部編集委員。介護保険、年金問題など社会保障政策を取材範囲にしている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
2
ふむ2023/07/09
芝虎
1
つまみ読み。2014/08/18
みはえ
0
力を尽くしている人、人のために働いている人がたくさんいてすごい。もっと発展してほしいけど、発展すると自律できなくなるジレンマがNPOの課題だと感じた。本自体は日本での事例が多く、全く知らない人にとってはわかりやすいかと思いました。ただ似たような例ばかりだと飽きてきます2011/05/21
T-salt
0
事例が多い2009/05/03
Naota_t
0
★3.2 教科書的内容で、いかにも岩波新書っぽい。NPOに関して多くの事例を載せて説明している。アメリカではNPOは常に人気のある就職先としてランクインするくらいほどで、そういう意味では日本はまだまだNPO途上国だ。副題は「地域を支える市民起業」、”地域”という言葉が重要だと思った。その地域住民のニーズを最も把握できているのは、その住民自身なのだ。自分の町は自分たちで豊かにする。その精神が本書に登場するNPOに多く見られた。如何せんNPOには馴染みが薄い。小学校教育等で触れる機会があっていいと思う。2019/11/11