出版社内容情報
テレビや雑誌では連日のように健康情報が流され,巷にはさまざまな健康法や健康器具があふれている.氾濫する情報に惑わされないためには何が必要なのか.専門家へのインタビューをもとに健康のあり方を問い直す.
内容説明
過剰なまでの健康志向の高まりのなか、さまざまな健康法や療法があふれ、連日のようにマスコミから健康情報が流される。氾濫する情報に惑わされず、自ら健康とつきあっていくためには何が必要なのか。各分野の専門家へのインタビューを通して、現代人の健康観を問い直し、これからの健康のあり方を模索する。
目次
1章 健康という幻想―鎌田実氏に聞く
2章 今なぜ民間療法ブーム―渡辺俊介氏に聞く
3章 薬だ~い好き―水野肇氏に聞く
4章 ああ飽食―相沢徹氏に聞く
5章 感染症の逆襲‐清潔志向のなかで―永倉貢一氏に聞く
6章 寝つけない、眠れない‐現代社会とリズム障害―高橋康郎氏に聞く
7章 「のばそう健康寿命」―辻一郎氏に聞く
著者等紹介
飯島裕一[イイジマユウイチ]
1948年長野県生まれ。1970年北海道大学水産学部卒業。信濃毎日新聞社報道部、整理部、文化部などを経て、現在、信濃毎日新聞社編集委員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
14
民間療法、薬効、飽食、感染症など、さまざまな視点から近年の、またこれからの健康について考えた本。高橋康郎先生のお話を興味深く読んだ。メラトニンは副作用がないわけではないけれど、有効だということ。その他の先生方もどういう状態が「健康」であるか、考えさせられる発言が多く、読んでよかった。2013/11/15
ジャンズ
4
20年前に書かれた本だが(現在2022年、コロナ禍真っ只中)時代を感じさせなかった。このような本が出ても健康ブームはすたれることがなく、相変わらず大ブーム。病んでいても充実した人生があることを知った。また食事も運動も睡眠もごく普通に当たり前の生活をして、基礎体力と免疫力を養って健康ブームに振り回されないようにしたい。 鎌田實先生の話は参考になりました2022/01/15
チバ
3
家の本棚整理の為。四半世紀前の本なので当時はこういう感じだったかぁと懐かしくもあり今も大して進歩していないなと思うところもあった。煙草について警鐘を鳴らしているところが多かったが時を経て喫煙者がこんなに減ったのは進歩したことなのかもしれない。個人的に健康寿命に関心が最近向きがちだったので日々の積み重ねが大切だと改めて思った。サプリとかよく分からないからとにかく食事に気をつけよう。2024/11/30
アルゴン
3
★★★ 今やブームとも言えないほど当たり前になった健康志向に疑問を呈した本。何事も中庸が大事というのは大昔から言われていることですが、「簡単に達成できる」と言われるとノってしまうのが人の弱さ。2016/09/13
takao
2
ふむ2024/02/14
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