出版社内容情報
北京・上海・香港・台北-大きく変貌する都市と社会は,文学・映画の中でどのように描かれているか.著者自らの探訪・ガイドを交えながら,言語の問題,共同体の変容や交通・通信手段の発展などに注目して,現代中国を読む.
内容説明
北京・上海・香港・台北―大きく変貌する都市、そこで生きる人々は、文学や映画の中でどのように描かれているか。著者自らの探訪・ガイドを交え、言語の問題、共同体の変化や交通・通信手段の発展などを通して、今世紀前半と現在、二つの近代化を対照させ、現代中国を読む。
目次
第1章 北京―変貌する“単位”社会(景山から歩こう;北京の歴史 ほか)
第2章 上海―租界都市の光芒(外灘から南京路まで歩こう;上海の歴史 ほか)
第3章 香港―150年の記憶と虚構(中環から歩こう;香港の歴史 ほか)
第4章 台北―揺れるアイデンティティ(淡水河を歩こう;“島都”としての“大台北市” ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nene
2
北京、上海、香港、台北を、歩いて見た町の顔、歴史、映画での描かれ方に分けて解説している。まだ中国への留学もままならなかった頃から、これらの都市を自由に移動していた作者によって語られる、町の変遷が面白い。今、自分にとって最も興味のある上海についての記述が一番面白くて、貪るように読んでしまった。2017/01/05
universenutshell
1
長いコメントを書いたが、ミスタッチで一瞬それが消えた。このインターフェースはまだ慣れない。涙2014/06/03
セイタ
0
中国のそれぞれの都市について、出版当時の町並みや歴史について、述べた本!北京はともかく、上海と香港は西欧の影響を、台湾は日本の影響を受けたために他の中国の都市とは異なる。比較すると北京は前近代的で、上海や香港は近代的である。映画や小説、町並みの説明が分かりづらい。特に印象的だったのは台湾が日本の支配化にあるときに国力をつけたということである。これらの中国の都市に行く前にこの本を読んでらい行きたい。2014/01/08
kenyoi
0
香港に行ってみたいなぁ。 2012/02/08
ナウラガー_2012
0
下水道の整備をした。領有当初から伝染病や風土病などが抵抗力の弱い日本人の命を奪っていたから。1919竣工の台湾総督府は日本のルネッサンス洋風建築の代表格