岩波新書<br> ライン河―ヨーロッパ史の動脈

岩波新書
ライン河―ヨーロッパ史の動脈

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  • サイズ 新書判/ページ数 201p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004306399
  • NDC分類 293.4
  • Cコード C0222

出版社内容情報

中世の古城やローレライの伝説など,ロマンティックなイメージをまとったラインは,しばしば独仏間の激しい抗争の舞台となった.ラインをめぐる怒涛の独仏関係史をエピソード豊かにたどり,欧州統合の行方を展望する.

内容説明

中世の古城やローレライの伝説など、ロマンティックなイメージをまとったライン河は、他方でドイツとフランスの激しい抗争の舞台となり、ヨーロッパ全域に戦争の惨禍をもたらしてきた。ラインをめぐる波瀾の独仏関係史をエピソード豊かにたどり、ライン河畔に芽ばえた“ヨーロッパ精神”から、欧州統合の行方を展望する。

目次

第1章 ラインの東と西
第2章 疾風怒濤
第3章 不倶戴天
第4章 ラインを越えて
第5章 独仏ライン同盟

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

107
ラインをめぐるフランスとドイツの歴史を交えての話です。この著者はドイツに長くいたマスコミの人なのでよく現地を見て書いておられる気がしました。ローマ時代から書き起こして、独仏が過去のいきさつがあったにせよ同盟を結ぶまでになる、というのはなぜなのでしょうか?2016/02/21

おけいさん

5
長年敵国だったドイツとフランスが、第二次大戦後徐々に歩み寄っていく様子が、なんだか感動的だった。EUの出発点について知ることができた。この本が書かれて15年以上たち、筆者の予想通り東に拡がったEU。ますますドイツの存在が大きくなってきている。これからのEUへの関心が高まった。2015/08/04

秋乃みかく

5
★★★★☆ ラインラントをめぐるドイツとフランスの抗争の歴史って本当にめまぐるしい。。若干駆け足的な内容ではありましたがとても面白く読めました。2012/12/10

kaizen@名古屋de朝活読書会

3
岩波新書愛好会】ドイツとフランスの境界に近い大河。 スイスにまで渡る。 フランク王国が、カール大帝後、東フランク、ロタリンギア、西フランクという3つの国に分割したことを知りませんでした。 ちなみに、ドイチェランドとは、民衆の土地とのこと。岩波新書一覧 http://bit.ly/12LkZWe2010/03/14

深夜の麦茶

3
基本的に独仏関係史の本で、流域でもスイスやベネルクス三国は殆ど出てこない。ドイツをのっぺりした広がりで捕えるのではなく、ラインラントとプロイセン(強いて言えば)というような、東西の多様性みたいなものとしてとらえるという話は説得的。偉人もラインラント出身の人が多い。2013/03/02

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