岩波新書<br> 平安王朝

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岩波新書
平安王朝

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004304692
  • NDC分類 210.36
  • Cコード C0221

出版社内容情報

平安時代は従来,藤原氏専横の時代=「摂関時代」と理解されてきた.それは正しいだろうか? 著者は,王権の運動と論理こそ時代を動かした力であると捉え,「王の年代記」の叙述に挑む.知的刺激に満ちた新しい通史!

内容説明

平安時代は従来、藤原氏が専横をきわめる時代として描かれ、天皇は後景に退いていた。だが、その理解は正しいだろうか?著者は、王権の運動と論理こそ時代を動かした力であると捉え、桓武から安徳にいたる32代の「王の年代記」に挑む。鮮やかに浮かび上がる新しい平安時代像とは何か―歴史研究の醍醐味を伝える通史叙述。

目次

1 桓武天皇とその子どもたち(桓武天皇のイメージ;桓武の子どもたち)
2 都市王権の成立(『源氏物語』の原像―仁明・清和・陽成・高子;王統が動く―光孝・宇多をめぐるドラマ;延喜聖書=醍醐と道真の怨霊;「狂乱の君」=冷泉がもたらした暗雲)
3 「摂関政治」と王統分裂(円融・花山の角逐と兼家の台頭;一条と三条―道長の黄金時代;「後」のつく天皇たち―爛熟への傾斜)
4 「院政」と内乱の時代(院政の成立―後三条の登場;白河王統の確立と摂関家の屈服;内乱の時代へ;後白河天皇の歴史的位置)

著者等紹介

保立道久[ホタテミチヒサ]
1948年東京生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科修了。専攻、日本中世史。現在、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こぽぞう☆

19
天皇家中心の平安時代史。王朝物の小説が好きなので、部分部分知ってても、なかなか通史となると大変で、巻末の系図首っ引きで読んだ。摂政の候補が摂関家に居ないと、天皇は譲位もできない時代が長く続くが、院政が始まり平家の台頭。道長から白河天皇までが意外と短いのに驚く。2019/04/17

coolflat

17
26頁。薬子の変は、奈良時代の政争と同様の血なまぐさをもって展開した天武系王統から天智系王統への切り替えが終了し、貴族社会の秩序の再編を含めて、光仁・桓武王統が確立したことを意味している。しかし貴族社会の秩序においては、薬子の変は桓武の意思に反して、式家の没落を結果した。式家の中では桓武の寵愛を受けた緒嗣が残ったが、緒嗣は淳和系であった。薬子の変は、仲成・薬子と緒嗣のあいだで式家が分裂したことをも意味している。そしてこのような経過の中で勝ち残ったのが、周到な姿勢をとった藤原氏の北家、内麻呂の系統であった。2024/02/01

びっぐすとん

13
図書館本。「平安」とは名ばかり。平安時代の始まりも終わりも非常に物騒。雅そうな貴族も皇族もえげつない権力争い。院政期の上皇なんてほんとに今の皇室の御先祖かしらと思うほど風紀は乱れ、骨肉の争い。摂関期の藤原氏の横暴に抵抗出来ない天皇たち、院政期の幼少の内に即位し譲位させられ、院政も行わずに世を去った若い天皇たちが何だか哀れ。死亡率が高かった当時でも、望むと望まざると皇位についた上にストレスまみれの人生で臣下より早死傾向の天皇たちは何を思ったのだろう。すまじきものは宮仕えというが、天皇こそ大変なお務めだ。2019/03/13

AKI

11
桓武天皇から後白河天皇までの、平安宮廷通史。歴史小説が好きなので、とても参考になりました。取り上げ方に多少の差はありますが、有名な天皇だけでなくて、平安時代の全天皇に触れているのが良かったです。現代とは違って、陰謀渦巻く宮廷の中で、無理やり廃位させられたり、自らスキャンダルをおこしたり、人間模様が面白かったです。これ以後の天皇の通史もあればいいのになぁと思いました。2019/03/12

Emkay

10
あくまでも天皇の視点から平安時代の通史をまとめたもの。異端児で母親が百済出身の桓武が平安京に遷都し、天智派が天武派から主流を奪った序盤。承和の変で藤原良房が権力を握っただけでなく、嵯峨系の直系王朝が始まったこと。藤原兼家-道長親子の娘らが次々と皇后となった円融と一条。白河の息子や孫である崇徳、鳥羽、後白河の代理戦争となった保元・平治の乱。天皇家が権力を失う大きなきっかけは、後一条からしばらく早世した時期が続いたことがあるが、背景には道長が娘4人を嫁がせたという、生物学的な無理があるのではないかと思った。2025/01/03

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