岩波新書<br> 森のめぐみ―熊野の四季を生きる

岩波新書
森のめぐみ―熊野の四季を生きる

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  • サイズ 新書判/ページ数 231p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004303534
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0295

出版社内容情報

熊野の山々は豊かな天然林と清冽な渓流を擁し,古来より伐採,炭焼きなどで暮らす人々やさまざまな動植物を育んできた.けれども戦時下の乱伐や戦後の針葉樹一辺倒の植林,その後の猛烈な過疎化により,自然は痛めつけられ,人々のいとなみの記憶は忘れ去られようとしている.代々この地に暮らしてきた著者が森とそこに生きる人々を語る.

内容説明

熊野の山々は豊かな天然林と清冽な渓流を擁し、古来より伐採、炭焼きなどで暮らす人々やさまざまな動植物を育んできた。けれども戦時下の乱伐や戦後の針葉樹一辺倒の植林、その後の猛烈な過疎化により、自然は痛めつけられ、人々のいとなみの記憶は忘れ去られようとしている。代々この地に暮らしてきた著者が森とそこに生きる人々を語る。

目次

第1章 古座川
第2章 赤木川
第3章 大塔川
第4章 安川
第5章 前ノ川

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

soto

2
和歌山の山奥の集落での生活の様子とその変遷等が随筆形式でぱらぱらと語られていく。20年以上前の本であり、インタビュー対象の人たちは明治大正生まれだったりもするので、いまはもうほどんど存命ではないのだろうな、など思いながら読んでいた。近代化に伴いここ100年ほどで急速に失われていったものごと。炭焼き・舟運・徒歩での峠越えなど、、このような本の形で少しでも記録に触れられるのは貴重なことかなと思う。2017/05/22

yamakujira

0
大塔山麓を流れる5本の河川の流域それぞれについて、実地検分をまじえてつづる民俗史。地元に育った著者による、あたたかいまなざしが感じられる一方で、僻地の生活が与える艱難辛苦が胸に迫る。でも、そんな苦労も過去の話、豊かな生活が山里にもおよぶ現代は幸せな時代なのだろう。 (★★★☆☆)

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