出版社内容情報
いま,日本社会がかかえている基本的な問題は何か.そこに法が果している役割は,また法に可能なことは何なのか.企業社会の構造,学校教育の歪みからマス・メディアのあり方,選挙制度改革,さらには国際社会における位置までを包括的に考察.生々しい事例に即しながら診断と処方を展開し,「市民にとって法とは何か」を明らかにする.
内容説明
いま、日本社会がかかえている基本的な問題は何か。そこに法が果している役割は、また法に可能なことは何なのか。企業社会の構造、学校教育の歪みからマス・メディアのあり方、選挙制度改革、さらには国際社会における位置までを包括的に考察。生々しい事例に即しながら診断と処方を展開し、「市民にとって法とは何か」を明らかにする。
目次
1 法の目で見た企業社会
2 法の目で見た「日本国家」
3 「自由社会」の自由
4 市民が法を作り、動かし、変える
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
92
日本社会と法律との関連をわかりやすく説明してくれています。ともすると法律というのは裁判や事件がないとあまり意識することはない社会規範であるとは思いますが、時たまこのような本を読んでいくことも必要なのではないかと思い読みなおしました。特に最近は、平等あるいは平和に関する法律が話題となっています。事件が起きないと不都合な法律が改正されないケースもあったりします。そのようなことを考えるにはいいと思います。2016/04/06
ステビア
2
これも同じような主張。川島武宜の弟子だけあって市民社会派だなあ。2013/07/10
Hidekazu Asai
1
本書は「現代法の学び方」「現代日本法史」「現代日本法入門」に続く4冊目であり、その4冊すべてに、渡辺祥三氏が関わっている。 本書は市民が司法を身近にするためには、法廷傍聴を勧める。 2020/06/21
usoki
1
初版15年前だが、すでに2000年代の論点は出ていたのか。それらを法の目でみれば…2009/12/13
c3po2006
0
★★★2014/07/26