出版社内容情報
今日の私たちの生活にとって電気ほど身近な科学技術はない.しかし,電気とはなにかと正面きって問われると答えに窮する.電気の根源を探ってゆくと,物質の構造と宇宙の解明にまで至るというのだから…….この謎に挑戦した物理学の歴史を追い,素粒子論の最近の知見も含めて,現代の科学が描き出す自然のすがたをわかりやすく伝える.
内容説明
今日の私たちの生活にとって電気ほど身近な科学技術はない。しかし、電気とはなにかと正面きって問われると答えに窮する。電気の根源を探ってゆくと、物質の構造と宇宙の解明にまで至るというのだから…。この謎に挑戦した物理学の歴史を追い、素粒子論の最近の知見も含めて、現代の科学が描き出す自然のすがたをわかりやすく伝える。
目次
第1章 電気の発見
第2章 電磁現象の発見
第3章 電子と原子核の発見
第4章 電磁波の発見
第5章 物質の構造と電気
第6章 電磁気力の根源へ
第7章 力の統一と電磁気力
フィナーレ 電気の謎は解けたか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
デコボコ
5
灘校物理教師のオススメ。 流石に少し古い気もするが、結構良い。 特に前半が、大学受験用の原子物理の知識を得るために役に立つ。2013/10/08
takao
4
ふむ2024/05/26
しんすけ
1
GWに本棚を整理していたら、「再読の悪魔」に襲われた。なかなか整理は進まない。とくに後ろ髪を引かれたのが、本書『電気の謎をさぐる』だった。奥付をみると「1994年3月22日第1刷発行」とあるから50歳くらいの頃に買った本だと思う。そのころ、電子情報通信学会の一員として発表することが数回あったため、小ネタ仕入れとして購入したのだろう。「量子の波動性」や「ファインマン図」などが、話を補完したことを憶えている。今回の再読で、「ファインマン図」の奥深さを再認識すると同時に、過去の自分に冷汗したものであった。2015/05/14
わ!
0
私は、家電理論のような簡単な電気…つまり通電の仕組みが知りたかったのである。だから「電気の謎をさぐる」というタイトルを目にした時、これはいいかもと思って読んだのである。…が、この本が岩波新書だったという事を忘れていた。「電気の謎をさぐる」というタイトルで、ブルーバックスなら、期待通りの家電理論のようなコトが書かれていたのかもしれない。それにブルーバックスで、この本の内容なら、もっと違ったタイトルが付いていたに違いない。だって「電気の謎をさぐる」のタイトルで、この本の行き着く先は『大統一場理論』なのである。2017/01/07
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