出版社内容情報
コメの市場開放,食管制度の変貌,農薬・化学肥料による環境汚染…….担い手の高齢化が進み,戦後最悪の凶作にも見舞われた日本の農業に未来はあるのか.各地の農民の肉声を伝え,数多くのデータで農政の実態を明らかにし,若い世代が挑戦する新しい農業の可能性にまで説き及ぶ.これからの日本農業を考えるうえでの必読書.
内容説明
コメの市場開放、食管制度の変貌、農薬・化学肥料による環境汚染…。担い手の高齢化が進み、戦後最悪の凶作にも見舞われた日本の農業に未来はあるのか。各地の農民の肉声を伝え、数多くのデータで農政の実態を明らかにし、若い世代が挑戦する新しい農業の可能性にまで説き及ぶ。これからの日本農業を考えるうえでの必読書。
目次
第1章 日本農業の素顔
第2章 山あいの村から
第3章 食管制度の表と裏
第4章 食料輸入の増加と自給力
第5章 農業と環境
第6章 日本の農業のこれから
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
71
TPPがどうやら決着をつけたようなので日本農業が今後どのような方向に進んでいくべきかを考えようと思い読み直してみました。書かれた当時も今も結構日本農業は大変な時代であるといわれていますが、どうにかこうにかやってきていると思われます。1993年当時でも大変であったのですが、大量生産よりも日本人の食生活が豊かになり少品種で高品質なものが値段が高くても好まれるようになっていると思われます。今後もいろいろ問題はあるようですが乗り切っていけるのではないでしょうか?2015/10/09
sk
2
農業は問題だらけだ。2013/09/29
サカモトマコト(きょろちゃん)
1
1990年代前半の農業の現状について書かれている本。 記されている内容や出てくるデータは古いものばかりなのですが、当時の農業の現状や当時の問題点などが記されていました。 現在の農業の実態を知る上でも読む価値はあると思います。2016/10/20
cielbleu
1
古めの文献ですが、日本の農業衰退の道がよくわかりました。2008/11/24
コホーー
0
ずっと積ん読してた本書。当然ながら内容は古く、また、農薬・化学肥料悪玉説など著者との思想の違いから、今このタイミングで読む本ではなかったですね。発行当時(H6年)の状況を知るにはいいかも。今後の日本の農業は、牛肉を例にとってもわかるとおり、ヘルシーさや霜降りなどのように、何らかの部分で差別化しないと生き残れないのかもしれませんね。2017/08/31