岩波新書
国連と日本

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  • サイズ 新書判/ページ数 238,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004303176
  • NDC分類 319.9
  • Cコード C0231

出版社内容情報

湾岸戦争以来にわかに注目を浴びる国連.だがその実,日本が国連で何をしてきたのかは,あまり知られていない.米国の国連批判と国連利用,「国連中心主義」の虚実,軍縮・PKO.人権問題への日本の対応,国連改革論と常任理事国入りなど,ホットなテーマに即して検証する.これからの国連と日本のゆくえを考えるために必読の書.

内容説明

湾岸戦争以来にわかに注目を浴びる国連。だがその実、日本が国連で何をしてきたのかは、あまり知られていない。米国の国連批判と国連利用、「国連中心主義」の虚実、軍縮・PKO・人権問題への日本の対応、国連改革論と常任理事国入りなど、ホットなテーマに即して検証する。これからの国連と日本のゆくえを考えるために必読の書。

目次

第1章 国連総会で揺れる米国の姿勢
第2章 「国連中心主義」の本音と建前
第3章 「平和国家」日本の実像
第4章 PKOの軍事化と日本
第5章 人権問題、紛争解決と日本
第6章 何のための国連改革か

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

28
国連とはUnited Nations からの訳であるが、公用語の一つでもある中国で联合国といい、第2次世界大戦で使用された語をそのまま使用。米国の反国連主義は理解できるが、日本の国連中心主義が言葉だけのものであり、意に沿ったものでないことはなんとも不思議である。また外交下手も見て取れる。興味を持ったのは台湾と中国の席の取り合い。今でも台湾は国連に参加できていない。2500万人を抱える小さくない国が認められないのは残念な事。2018/11/06

かじやん0514

1
核兵器の非人道性を告発し、廃絶を訴える共同声明が注目を集めている。これまでこの声明に賛同してこなかった日本政府は、今年の国連総会では方針を転換して賛同するに至ったと報じられている。しかし、そこでは、国連の場で日本がこれまでどのように行動してきたのかという事実に基づいた議論があまり見られない。本書は1994年に出た本であるが、冷戦期の国連においては、日本が米国との取引材料として核軍縮関連決議を利用していたことが実証的に明らかにされる。不幸というべきだが、本書の意義はなお失われていない。2013/10/19

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