出版社内容情報
沙漠は不毛だと思いがちだが,じつは豊饒の地なのだ! 中東,中南米,中国など世界中の沙漠の潜在的な力を引き出し,レタス,メロンなど野菜や果物の栽培に成功した著者の方法は,各国から注目されている.その土地の伝統的な知恵を生かしながら,最新の先端技術も盛り込み,いま地球規模で緑化に挑戦するロマンあふれるドキュメント.
内容説明
沙漠は不毛だと思いがちだが、じつは豊饒の地なのだ。中東、中南米、中国など世界中の沙漠の潜在的な力を引き出し、レタス、メロンなど野菜や果物の栽培に成功した著者の方法は、各国から注目されている。その土地の伝統的な知恵を生かしながら、最新の先端技術も盛り込み、地球規模で沙漠の緑化に挑戦する。ロマンあふれるドキュメント。
目次
第1章 エジプトでの挑戦
第2章 沙漠への情熱
第3章 生命輝く沙漠
第4章 伝統の知恵
第5章 近代的な大規模開発
第6章 水を節約する技術
第7章 沙漠を緑に
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キャベ
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世界各地の沙漠で行われている緑化について書かれている本。 著者は沙漠緑化の研究者なので、もう少し専門的な話も読んでみたかった。
おなす
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樹木を植える研究とおもいきや、菜園をつくる方法が盛りだくさん。 沙漠に限らず、土には塩分は含まれているわけで、雨水やかんがいによって塩分を流しだす。もしくは砂を上にかぶせることによって、塩を土壌表面に噴き出させない(毛細管現象を抑える)。であれば、一度潮水を被った畑にも応用できるのではないか・・・と素人は思うのでありますが。他にも、ぶどうの蔦を冬場には土に埋め、また翌年掘り起こして育てるという方法。鳥取砂丘で研究を続けている著者。世界各国の沙漠に足を運び、その地の農業をつぶさに研究・紹介しています。2011/01/17
ivnin
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砂漠は日照量が多いため農作には好適。日照量の多さは空気中水分の少なさによるもの?乏しい水分の確保のための点滴農法2010/03/22
aki
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著者は砂漠緑化の研究者・実務家なのに、ライターが書いたかのような、中身のうすさ。エジプト、カリフォルニアの自身の体験を述べる1章と6章は、おもしろいが、2~5章は、あちこちの砂漠を訪れ、現地の試みをルポするだけ。1章と6章の内容をふくらませた方が、よっぽど迫真性があったろうに。砂漠の生活を、ことこまかに紹介すれば(何を食べたとか、トイレはどうしたとか、何に困ったとか、どうやって隘路を突破したとか)相当、おもしろい本になったような気がするが。中国で砂漠緑化に取り組むオヤジさんの話も詳しく聞きたかった。2010/02/27
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