出版社内容情報
多様な動植物が生きるアマゾン.そのユニークな生態や川の表情と,自然環境に適応しつつそこに生きる人たちの生活を,長年ブラジルでの現地調査を重ねてきた著者二人が,それぞれの専門から語り,同時に環境を破壊し,人々の暮らしを脅かす開発や経済のあり方を指摘しながら,未来に向けて日本そして世界は何をすべきかを問う.
内容説明
多様な動植物が生きるアマゾン川流域の世界。そのユニークな生態や川の表情と、自然環境に適応しつつそこに生きる人たちの生活を、長年ブラジルでの現地調査を重ねてきた著者2人が語り、同時に環境を破壊し、人々の暮らしを脅かす開発や経済のあり方を指摘しながら、未来に向けて日本そして世界は何をなすべきかを問う。
目次
1 アマゾンに生きる人々
2 大気、大地、そして水の世界
3 知られざる植物と生物
4 打ち寄せる開発の波
5 偽りの開発と環境破壊
6 アマゾンの未来
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Re哲学入門者
4
アマゾンにおける開発について詳しく書かれた本。アマゾンと聞くと農業のイメージがあったが実は牧畜が盛んなことに驚いた。また、牧畜などを代表とする開発の多くは偽の開発であることにも驚きを隠せない。 テラフィルメやヴァルゼアなどアマゾンの地理から始まることにより、それら開発について理解しやすいのが良い。 熱帯雨林の生態系についてはそこまで詳しくないため、他の本で埋めることを勧める。2025/02/20
takao
1
ふむ2024/07/15
はにゅ
1
アマゾンの動植物に興味があって読みだしたけど、この本ではそれを取り巻く環境まで解説してて勉強になりました。「アマゾン学」って総合学問が成り立つんじゃないかな。2014/02/17
夜郎自大
0
1992/6/11
真夏みのり
0
さすが岩波新書という感じの内容。これ1冊でアマゾニアのことは大体わかる。熱帯地方の夜は意外と暑くない、激しい雨が一気に降ることが多い(驟雨性)……。また引用元も多く記してあるので、今後の勉強にひろがりをもたせられる本だ。新書はこうあるべきだとおもう。2011/11/18
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