出版社内容情報
ソ連・東欧の崩壊後の世界経済はどのように描けるか.累積債務に苦しむ「南」,経済摩擦が深刻化する「北」,EC.米・日の三極体制,グローバルに展開する多国籍企業,そして地球環境と平和.巨大なまでに発展した生産力を活用しつつ,人間が人間らしく生活できる地球社会の実現を求めて,今日の世界と日本がかかえる課題を考える.
内容説明
ソ連・東欧の崩壊後の世界経済はどのように描けるか。累積債務に苦しむ「南」、経済摩擦が深刻化する「北」、EC・米・日を核とする三極体制、グローバルに展開する多国籍企業、そして地球環境と平和。巨大なまでに発展した生産力を活用しつつ、人間が人間らしく生活できる地球社会の実現を求めて、今日の世界と日本がかかえる課題を考える。
目次
はじめに 歴史の転換点に立って
第1章 世界経済の新しい構図―混合経済下のリージョナリズムとグローバリズム
第2章 国際資金需給の動向―公的資金とジャパンマネー
第3章 湾岸戦争にみる世界の政治経済学―アメリカの一極支配と戦争ビジネス
第4章 西半球における南北問題の展開―リージョナリズムと累積債務問題
第5章 日本企業にみる多国籍企業の現状―リージョナリズムとグローバリズムをつなぐもの
第6章 嫌われる日本からの脱皮を―緑と平和と連帯の経済政策