出版社内容情報
あらゆる芸術をのみこむ総合芸術,オペラ.最も西洋的な芸術といえるオペラ.そのオペラに現代日本を代表する二人の芸術家が挑む.新しい,トータルな体験を可能にするオペラのための物語とは,劇中人物とは….その構想のプロセスを語り,実験的試みを記録した本書は,東洋と西洋,芸術と政治性など,二人の芸術観,世界観をも伝える.
内容説明
あらゆる芸術をのみこむ総合芸術、オペラ。最も西洋的な芸術といえるオペラ。そのオペラに現代日本を代表する二人の芸術家が挑む。新しい、トータルな体験を可能にするオペラのための物語とは、劇中人物とは…。その構想のプロセスを語り、実験的試みを記録した本書は、東洋と西洋、芸術と政治性など、二人の芸術観、世界観をも伝える。
目次
1 世界のヴィジョンにねざしつつ
2 物語にむかって
3 劇的人物像をめぐって
4 芸術家が未来に残すもの
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
sun
2
武満が自分のオペラをつくろうとしている頃の大江との対談。音楽、文学、映画、演劇等の具体例をあげて構想を練ってゆく。現代オペラはせいぜいメノッティの電話くらいしか印象なく、確かに難しい時代だと思う。しかし、二人とも触れてる芸術が多い。2013/02/24
沖縄電鉄社長
1
今年亡くなった大江健三郎氏を偲んで。 世界的な小説家(ノーベル賞受賞前)と作曲家による「オペラ」をめぐる対談。結局二人の関わったオペラが作られることはなかったが、両者が遺した作品(オペラ)からオペラ(歌劇)の痕跡を探したくなる。2023/07/15
massda
0
故あって大昔の新書を読んだら、武満徹がSF大好きでびっくりした。しかも大江健三郎にすすめているのが「スターシップと俳句」。。。これの作者のソムトウ・スチャリトクルは21世紀に入ってからタイでオペラカンパニーを作って、自分のオリジナルオペラも上演している。武満・大江が対談しながら構想を練っていたオペラは、結局完成しなかったので、何とも対照的。2013/01/06
higasayama
0
中学生の頃から、「大江健三郎」という人間がとてつもなく遠い世界の存在であり、いつか彼の著作を読んで少しでも内容が理解できる日を望んでいた。 この本は対談形式であり新書、つまり彼の足元である。大江健三郎の小説と比べかなり平易な本であることは承知しつつも、中学の頃から10年ほど経った今、大江氏の足元にようやく辿り着けたことが今、嬉しく思う。2025/06/07
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