出版社内容情報
家永教科書裁判が始まってから四半世紀.「国民の教育権」を認めた杉本判決や,アジアの人たちからの検定への厳しい批判があるにもかかわらず,判決は行政寄りの姿勢を強めてきている.この訴訟の弁護団長である著者が,自らの体験に重ねて教科書裁判の軌跡を語りながら,その今日的意義を問い直し,裁判官の良心のあり方について考える.
内容説明
家永教科書裁判が始まってから四半世紀。「国民の教育権」を認めた杉本判決や、アジアの人たちからの検定への厳しい批判があるにもかかわらず、判決は行政寄りの姿勢を強めてきている。この訴訟の弁護団長である著者が、自らの体験に重ねて教科書裁判の軌跡を語りながら、その現代的意義を問い直し、裁判官の良心のあり方について考える。
目次
1 教科書裁判とは何か
2 教科書裁判の25年
3 巨大組織の中の裁判官
4 学習指導要領の大改訂
5 アジアの人たちからの批判
6 忘れられない暗黒時代
7 80年代検定と「加藤判決」