岩波新書
からだ・演劇・教育

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 210p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004300670
  • NDC分類 375.19
  • Cコード C0237

出版社内容情報

教育とは何か.真に生きるとはどういうことか.それらの問いをいだいて,演出家である著者は,東京下町の定時制高校で,いわゆる「荒れた」,また障害をもった青年たちと演劇の授業を通してぶつかり合う.青年のからだと心を解放し,人間としての成長を助けるために,教師は,また学校はどうあるべきかを追求した,実践の記録.

内容説明

教育とは何か。真に生きるとはどういうことか。それらの問いをいだいて、演出家である著者は、いわゆる「荒れた」、また障害をもった青年たちと定時制高校で演劇の授業を通してぶつかり合う。青年が成長する場としての学校はどうあるべきか。からだがひらかれるとは、そして表現とは、教育においてどんな意味をもつかを追求した。実践の記録。

目次

林立する魂の中へ―人間であることと、人間になることと
二年がかりの舞台
演劇が必修になる
人間が生きるということ―なにかを越えて生き、越えるために生きる
学校教育と演劇のはざま
「瞼の母」―総ぐるみの公演
ブレヒトと田中正造
南葛の教師たち

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

goldius

1
遊ぶことと暴れることしか頭にない不良の屑たちが、竹内先生によって立派な人間に進歩していく感動のドキュメントである。竹内氏は、どんな人間からでも学ぶことは出来ると心底信じていて、不良とともに、自分も成長したいから、不良高校生に演劇を教えに行くのだ。2004/04/26

ハメ・ドゥースト

0
★☆☆「この数年、こどもが急に変わってきた」と嘆く教員のことばをしばしば聞く。 「子どもとまじめに話しあおう、まっすぐ向かいあおうとしても、すっと逃げてしまう。 全く自己中で、人のことなんか見向きもしない」と。しかし、この人に、「まっすぐ向かいあおう」と迫って来られたら、悪いけど、私でも逃げるなあ、と思うことも多いのだ。この一生懸命さ。これは結局のところ、教員という任務の枠を背負って、相手を操作しようとする熱意の表れだ、と私には見える。氏の言葉は重い。2013/01/29

まつゆう

0
身体の底力というか、力能に根ざしている。この前に同和や在日などの諸カテゴリの魔術はそれが幻想であることを露呈する。2015/05/11

richi2001

0
今の学校でやってみたらどうなのだろう?からだを緩ませて、使って演技するのはいつの時代にも人の心身の刺激となってプラスに転じるのだろうか?2014/06/05

SA

0
えらい昔の本だけど、今風の『感動』脚色が全く無く、淡々とルポタージュに徹していていい本だった。湊川高校、今はどうなってるのかな。2012/11/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/63202
  • ご注意事項

最近チェックした商品