出版社内容情報
“走る芸術品”サラブレッドは人々を強く惹きつけ,人と馬との心の交流は多くの物語りを生み,優美・俊敏なその姿はくりかえし描かれ歌われてきた.日本人と馬との縁も古く,また深い.このすばらしい動物の生きる場を狭めてゆくことは果して人間の進歩だろうか.馬に魅せられ,一筋に馬とつきあってきた“馬博士”の語る馬のすべて.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tsubasa
1
馬と触れ合うことはあまりないけど、好きは好き。でもあまりに何も知らないので、ざっと知ることもできるかな、と読んだ。知らないことばかりでたいへん楽しい。語り口がちょっと独特で面白い。日本の馬の歴史や、馬が産まれてから育つまでの話あたりが、特に面白かった。また乗ったり触れ合ったりしたい気もしてくるし、競馬も一度見てみたい気もしてくる。2025/06/30
Roy
1
馬の歴史、生態などにも触れられていて、初めて知ることが多かった。筆者の馬への愛情が随所から伝わってくる一冊。2018/01/27
らいしょらいしょ
0
馬大好き!!な私としては、こういうのも読みたかった。いろんな方向から馬を見つめ、語られ、大切に思ってきた著者の気持ちが感じられてよかった。繁殖の時期の馬を、いつか見てみたいと思ってるけど、なかなかそうはいかない。けどその一端を知ることができた。人間の都合でいろいろごめん、と思うけど、あの大きな目でじっと見られると可愛いんだよ。テーブルマナーがいい、というのも微笑ましいv2017/10/10
何だか
0
馬という生き物について、歴史的、生物学的な知識がコンパクトにまとまった一冊。最後の章は趣を変えて筆者と馬との関わりについて記されているが、筆者が戦前の生まれということもあって、単なる個人的な思い出にとどまらない歴史的価値を感じる内容だった。2017/08/25
つるかめ
0
おもしろかったな 生物学の書としても 馬との触れ合いの思い出をもっと読みたかったな〜〜2016/08/06