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黄版77
住宅貧乏物語

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004200772
  • Cコード C0236

出版社内容情報

日本ほど住宅政策の貧しい国はない.今日,私たちが少しでもよい住宅を求めて努力しても,過密居住,遠距離通勤,高家賃,高ローン負担等々はいっこうに改善される兆しはない.住宅の貧しさが人間に与える影響をさまざまな角度から明らかにして,現代日本の貧困の象徴としての住宅問題を考えるための基礎的な資料を提供する.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アナクマ

27
1979年の「日本人と世相の暗さは、住宅の貧しさに起因する」それを補足する図表・事例が示される。◉家庭内災害の発生率、部屋数別出生児数、蟯虫保卵数、生活騒音(お隣の夜の声が…)、畳数と成績の相関、老人とアパート、生活保護世帯をつくり出す公営住宅、通勤時間別の疲労感、移動難民の性格形成、住宅種別の空き巣件数、居住密度と自動車事故死亡率。◉問題意識の入り口としてはなるほどと思ったり、牽強付会に感じたり。本書に対策案は無く「諸問題をただあげつらったのではない。これからの住宅政策の出発点に」が趣旨なのでした。2020/10/13

アメヲトコ

8
ちょうど40年前の本。日本の住宅環境がいかに酷いものであるかを書き連ね、住宅とは人権問題であると訴える本。どうも結論ありきでまとめている感じがするので割り引いて読まないといけませんが、これがある程度事実を反映しているとすれば昭和ってやはり碌でもない時代であったことよ。2019/03/09

Hachi_bee

5
1979年3月20日が第1刷。 今も解決されていない問題ばかり。東京への一極集中がもたらした日本の不幸。 リモートワークが当たり前になったら少しは変わるかな。2023/05/22

壱萬参仟縁

4
日本の家は、狭いアパート暮らしで、「狭い家ではたえず緊張感がありストレスが生じやすい」(10ページ)と言われている。東京一極集中がもたらした弊害の一つである。「住宅に困る母子家庭」(79ページから)の節は、今日的にも評者はかかわってみたいことの一つである。彼女らが困っていることは、住宅20%、暮らし26%、健康11%、子ども10%だが、行政への要望は29%(80ページ)とのこと。現代はどうか、と思うが、生活苦ではないか、と推測される。森嶋通夫先生も1977年に、住宅の重要性について説かれ、色褪せない。2012/07/14

takao

3
ふむ2024/04/07

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