出版社内容情報
現在,わが国では西洋美術の展覧会が相次いで催されており,西洋の名画に直接ふれる機会が多くなった.これらの作品をただ漫然と眺めるだけではなく,一歩進んで西洋絵画の本質について改めてよく理解したいとする要求に応えて執筆された,誰にもわかる西洋美術鑑賞の手引書.代表的名画十五点を選び,それぞれに懇切な解説を試みる.
内容説明
現在、わが国では西洋美術の展覧会が相次いで催されており、西洋の名画に直接ふれる機会が多くなった。これらの作品をただ漫然と眺めるだけではなく、一歩進んで西洋絵画の本質について改めてよく理解したいとする要求に応えて執筆された、誰にもわかる西洋美術鑑賞の手引書。代表的名画十五点を選び、それぞれに懇切な解説を試みる。
目次
ファン・アイク「アルノルフィニ夫妻の肖像」―徹底した写実主義
ボッティチェルリ「春」―神話的幻想の装飾美
レオナルド「聖アンナと聖母子」―天上の微笑
ラファエルロ「小椅子の聖母」―完璧な構成
デューラー「メレンコリア・1」―光と闇の世界
ベラスケス「宮廷の侍女たち」―筆触の魔術
レンブラント「フローラ」―明暗のなかの女神
プーサン「サビニの女たちの掠奪」―ダイナミックな群像
フェルメール「画家のアトリエ」―象徴的室内空間
ワトー「愛の島の巡礼」―描かれた演劇世界
ゴヤ「裸体のマハ」―夢と現実の官能美
ドラクロワ「アルジェの女たち」―輝く色彩
ターナー「国会議事堂の火災」―火と水と空気
クールベ「アトリエ」―社会のなかの芸術家
マネ「オランピア」―近代への序曲
著者等紹介
高階秀爾[タカシナシュウジ]
1932年、東京に生まれる。1953年、東京大学教養学部卒業。専攻、西洋美術史。現在、国立西洋美術館館長。東京大学名誉教授
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