出版社内容情報
作家武田泰淳氏は,政治家(宇垣・浜口・近衛・重光・鳩山など)の文章を取りあげて,その人間像を見事に描き出す.少年時代の作文,憂国の心情を吐露したもの,そして遺書などを縦横に解剖する中から,政治を動かした人間と時代の交錯を描き出し,大正・昭和の深部をのぞく興味とともに日本人というものを考えさせるユニークな書.
内容説明
作家武田泰淳氏は、政治家(宇垣・浜口・近衛・重光・鳩山など)の文章を取りあげて、その人間像を見事に描き出す。少年時代の作文、憂国の心情を吐露したもの、艶福の想い出を書いたもの、そして遺書などを縦横に解剖する中から、政治を動かした人間と時代の交鎖を描き出し、大正・昭和の深部をのぞく興味とともに日本人というものを考えさせるユニークな書。
目次
1 「政党政派を超越したる偉人」の文章
2 思いがけぬユウモア
3 二人のロシア通
4 ある不思議な「遺書」
5 近衛の「平和論」
6 A級戦犯の「日記」
7 「政党全滅」をめぐるもろもろの文章
7 徳田球一の正直な文章
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