岩波新書<br> 太平天国

岩波新書
太平天国

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  • サイズ 新書判/ページ数 173p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784004130727
  • NDC分類 222.066
  • Cコード C0222

出版社内容情報

十九世紀半ば,揚子江下流に出来た新しい独立国,かつて日本では長髪賊の乱と呼んだ太平天国は,中国における民族革命の輝かしい発端であり,アジア近代化の烽火であった.その百周年を期して書かれた本書は,乱の歴史的な意義を明らかにし,幕末日本の情勢との対比において中国近代化の指標をとらえようとした点で注目される.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ピオリーヌ

7
1991年の刊だが、初版1951年だけあって漢字が旧字体。「獨立國」「變轉」(←読めずに調べた「変転」)心躍る。太平天国の乱と大塩平八郎の乱、生田万の乱(寡聞にして知らなかった)とを対比し、支配権力と民衆との間にある間隔の日中差を描く。蜘蛛の糸により強く絡まされていた日本の民衆、その蜘蛛の糸すら身に付けていない中国の民衆。この辺りは岡本隆司氏の著書に詳しい。2021/02/14

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