出版社内容情報
十九世紀半ば,揚子江下流に出来た新しい独立国,かつて日本では長髪賊の乱と呼んだ太平天国は,中国における民族革命の輝かしい発端であり,アジア近代化の烽火であった.その百周年を期して書かれた本書は,乱の歴史的な意義を明らかにし,幕末日本の情勢との対比において中国近代化の指標をとらえようとした点で注目される.
感想・レビュー
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- 和書
- 中世日本文学と時間意識
十九世紀半ば,揚子江下流に出来た新しい独立国,かつて日本では長髪賊の乱と呼んだ太平天国は,中国における民族革命の輝かしい発端であり,アジア近代化の烽火であった.その百周年を期して書かれた本書は,乱の歴史的な意義を明らかにし,幕末日本の情勢との対比において中国近代化の指標をとらえようとした点で注目される.