出版社内容情報
十三世紀,北アジアの草原が生み出した世界的英雄ジンギスカン.彼を生んだステップ的人間とは何か.いかにして遊牧民族が高度の文明をほこる定着民の国家を征服しえたのか.なぜ,この征服王朝の運命は短かかったのか.東西の根本資料にもとづき,社会経済史的な背景のうちに,多くの謎に満ちたジンギスカンの一生を描く.
内容説明
13世紀、北アジアの草原が生み出した世界的英雄ジンギスカン。彼を生んだステップ的人間とは何か。いかにして遊牧民族が高度の文明をほこる定着民の国家を征服しえたのか。なぜ、この征服王朝の運命は短かかったのか。東西の根本資料にもとづき、社会経済史的な背景のうちに、多くの謎に満ちたジンギスカンの一生を描く。
目次
1 草原と人
2 おいたち
3 創業の苦難
4 遊牧帝国の形成
5 城郭国家との対決―タングットへの侵入
6 北京への道―金国征服
7 西征万里―アジヤの嵐
8 その死
9 世界征服を可能にしたもの
10 ステップ的人間像
11 征服王朝の運命
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nakagawa
8
ジンギスカンは物凄い偉業を成し遂げだのに影がうすい人物である。知らない人はあまりいないと思うがやはりナポレオン、アレクサンドロス大王、シーザーなどと比べるとだ。ジンギスカンは朱元璋と似たようでかなり貧しい家出身でありしかも文盲で世界の半分ぐらいを制覇した人物である。豊臣秀吉や織田信長はあまり本を読まない人物であり文盲ではないが豊臣秀吉、織田信長タイプの地頭がものすごく良い人物である。しかし帝国はすぐに崩壊しそれは異民族による帝国は長くはもたないことをしましているようであるだろう。2017/09/10