岩波新書<br> インド文明の曙―ヴェーダとウパニシャッド

岩波新書
インド文明の曙―ヴェーダとウパニシャッド

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  • サイズ 新書判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004130123
  • NDC分類 225.03
  • Cコード C0222

出版社内容情報

ヴェーダはインド最古の文献でありバラモン教の根本聖典の総称である.その宗教や祭式は多くの変遷を経てヒンドゥー教となり,現代インド人の信仰や生活の中に生きており,また仏教の思想・神話・美術にも入りこんでいる.この聖典の成立と思想を,ヴェーダ研究の世界的学者である著者が一般の人びと向けに興味深く語る.

内容説明

ヴェーダはインド最古の文献であり、バラモン教の根本聖典の総称である。その宗教や祭式は多くの変遷を経てヒンドゥー教となり、現代インド人の信仰や生活の中に生きており、また仏教の思想や美術にも入りこんでいる。インド文明の源流ともいうべきこの聖典の成立と思想を、ヴェーダ研究の世界的権威である著者が、平明に興味深く語る。

目次

第1章 ヴェーダとは何か
第2章 ヴェーダの歴史的背景
第3章 ヴェーダ語の系統
第4章 リグ・ヴェーダについて
第5章 リグ・ヴェーダの神々
第6章 リグ・ヴェーダの哲学讃歌、対話讃歌、その他
第7章 サーマ・ヴェーダとヤジュル・ヴェーダ
第8章 アタルヴァ・ヴェーダ
第9章 ブラーフマナ文献
第10章 ウパニシャッド

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

isao_key

5
古代インド思想についてヴェーダからウパニシャッドまでを一般向けに分かりやすく解説した新書。内容はヴェーダに関する概説、リグ・ヴェーダについてのやや詳細な記述、サーマ・ヴェーダとアジュル・ヴェーダ-この2つのヴェーダについて説明している文献が少ないので貴重。アタルヴァ・ヴェーダ、ブラーフマ文献、ウパニシャッドと、古い文献から順に説明を加える。そもそもヴェーダとは、「知る」を意味する語根から造られた単語で、宗教的知識を表わし、その知識を載せる聖典の総称になった。またヴェーダを構成する要素は4部門に分類される。2014/11/28

うちこ

2
この本を読む前、インドで同著者さんの「リグ・ヴェーダ讃歌」を読んだのですが、その解説に本書も併せて読むと理解が深まるとあり、リグ・ヴェーダの解説本という位置づけ。 「リグ・ヴェーダ」は、最後に紹介した項目がまさにそれですけれども、のちにヨーガに繋がる身体宇宙観がこんなにも明確に発現していて、驚きます。そんなに昔から気息のこと考えてたのかぁ、と面食らう。2010/04/23

仏教のパンセ!

0
1994年読了。良書。手元に置いて置かなかった事が後悔。

catfist

0
序文からして迸る知性。古い本で、内容も硬派だが、こう見えて読みやすい。著作を全部読みたくなったが、絶版も多く高い壁。2024/04/20

カバラン

0
ヒマラヤ聖者の生活探求・【実践版】ヒマラヤ聖者への道4にも書かれている。「大師方は、マハーバーラタ、ヴェーダ、ウパニシャッド、バガヴァッド・ギータの読書を勧めています。」また、その読み方までも。したがって、ヴェーダとウパニシャッドについての理解するために読んだ本。格調高い文章が素晴らしい。蔵書なら何度でも読める。2019/07/03

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