出版社内容情報
明治期に確立された宮中祭祀は,天皇の私事でありながら,象徴天皇制下でもその宗教的性格は失われていない.本書は,近代天皇制における皇室祭祀の成立とその展開を中心に,三種の神器,大嘗祭,皇紀元号の制定,皇室典範などについて詳述し,戦後における天皇の宗教的役割の意味と憲法との関わりを,改めて問い直す.
明治期に確立された宮中祭祀は,天皇の私事でありながら,象徴天皇制下でもその宗教的性格は失われていない.本書は,近代天皇制における皇室祭祀の成立とその展開を中心に,三種の神器,大嘗祭,皇紀元号の制定,皇室典範などについて詳述し,戦後における天皇の宗教的役割の意味と憲法との関わりを,改めて問い直す.