出版社内容情報
アラブ諸国は,その精神的基底にイスラームをもっている.世界三大宗教の一つであるイスラームの教理,数億にのぼる教徒たちの信仰の様子,マホメットの出現からアラブ帝国の黄金時代をへて今日に至る歴史,さらに,ヨーロッパ文化に先行して栄えたイスラーム文化など,イスラームのすべてを語る.世界の動きを深く知るための必読の書.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mr.deep
4
成立から教義、分派、文化まで網羅的に取り上げられてるんですが、文章がたどたどしすぎて全く頭に入ってきません。コーランが「~なのじゃ」の昔話口調で訳されてるのはもう何のギャグかと。2023/07/16
スズツキ
3
今でもイスラムを学ぶうえでの古典として有用。特にスンニ派4派に対する考察は政治史でも必須。実によい本だと思います。2016/03/29
ふじっこ
2
古い本なので、今と社会的なところは変わっているだろう。イスラム教がどうやって拡がったかなどは、面白く読めた。 ただ、気になるのはコーランを「コラーン」と書いていたり、キリスト教についての記述が事実と違ったり(当方クリスチャンです)、参考文献が少なかったり、参考文献の引用がいまいちはっきりしなかったりと、本の信憑性を疑いたくなるところが結構あった。 まあ、イスラム教に詳しいおっちゃんの飲み屋の話くらいに思っておこう、という印象でした。正直、「もうちょっと勉強したら?」と思うところもあった。2019/06/10
R As Well
2
面白かった。特にイスラム教はマホメットを指導者としたイスラム教徒集団を統率・指導するための法律としての側面が強かったため、その教えの中で具体的な罪の種類やそれに対応した刑罰の重さも規定されたというような解説など、他の主要宗教に比べて日常生活に関わる決まりが多く特異とも言えるイスラム教のあり方を理解するのに大変な手助けになった。とても勉強になった一冊。2017/01/15
ぴよ
1
概説書として活用。2014/11/17