岩波新書
唯物史観と現代 (第二版)

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004120087
  • NDC分類 201.1
  • Cコード C0236

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Akiro OUED

2
熱い。大東亜戦争肯定論に、遅れてやってきたアジアの帝国主義的覇権国家ジャパンの独善を読み取る。大東亜帝国は、アジア諸国を阻害する。それが実態だった。資本主義を共産主義で止揚するのがマルクスの提議だった。気候正義の現在、人類再生産拒否がもう一つの止揚だと、グレタたちは訴える。2022/02/07

えむ

1
戦後日本のマルクス研究者による新書。様々な問題について濃密に論じられていて、参考になる箇所も多かったが、終盤の「アツさ」にはついていけないという印象も受けた。2018/08/16

aki

0
空疎だなあ。「歴史的現実と向き合え」という、お題目は立派だが、しょせん「史的唯物論」という観念論に過ぎない。観念論で現実を制御しようとしても、現実に反撃され、やがて観念論のほうが滅びてしまう。実際に歴史は、そういう経過をたどったよね。「今日の世界の国々に存在する軍隊の中で、中国紅軍ほどに、幹部に対する兵士の批判の権利が実践的に確保されているところはない」(195頁)という正気を疑うような文章が、ところどころにある。思わず声を出して笑ってしまった。梅本先生、すみません。2022/10/18

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