出版社内容情報
第一次世界大戦は,西欧の知識人にとって最初ののっぴきならぬ政治体験であった.ワイマール時代にも,戦後体験の受け止め方が知識人のさまざまなあり方を規定した.左右両翼知識人の活動を描き,その間にあって独自の道を歩んだトーマス・マン,E.ユンガー,M.ウェーバーの政治姿勢を追跡することで,知識人と政治の問題を考える.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
check mate
1
トマス・マンとマックス・ウェーバーを中心に、第一次大戦からワイマール期にかけてのドイツ知識人の政治との関わりについて論じられている。終章ではウェーバー研究者であった筆者がマンに関心を持つようになった経緯が語られており、学者の思考過程を追体験できて大変面白い。西洋政治思想史を学ぶ者なら必読だと思われる。私は読むのが遅すぎた。2013/10/25
deltalibra
0
このご時世ということで。再読。2011/11/29
Keits
0
「魔の山」を読んだ後、再読したい。2009/05/31
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