感想・レビュー
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moonanddai
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「日本外交の貧困は四つの欠如、すなわち指導目標、総合的国策、国際情勢に対する認識、および公正なる世論の四つを欠如した点に胚胎した」、「反省なき軍閥の独裁と、自覚なき国民の盲従の結果だった。」とはまさに頷けるところ。面白かった。ともあれ、ポルトガルという国は公正な国であると再認識させられた。イメージとしては植民地主義、膨張主義で、一世を風靡したが、それも短期間で世界史の舞台から消えた国であると思っていたのに…。やはり国際情勢への認識は重要です。(「天皇の代理人」に触発されて…。)2013/03/20