岩波文庫<br> 山県有朋―明治日本の象徴

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岩波文庫
山県有朋―明治日本の象徴

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  • サイズ 文庫判/ページ数 282p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003812648
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0121

内容説明

「彼の一生を語ることは、明治・大正史を語ることである」。痩躯鶴のようなこの人物、元老・山県有朋は、広く張りめぐらせた自らの派閥を背景に政界に君臨しつづけ、内閣を製造しては倒壊させた。烈しい権力意志に貫かれた政治家の生涯を、明治・大正期の日本国家の軌跡とともに端正な筆致で描き切った評伝の傑作。

目次

1 生い立ち
2 奇兵隊とともに
3 「一介の武弁」
4 組閣
5 日清戦争と第二次内閣
6 「元老政治」の中で
7 築かれた権力の座から
8 老い行く権力者の喜憂
9 晩年とその死

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

86
(2023-67)【図書館本】銃撃事件で死去した安倍晋三元首相の机上に、この「山県有朋」が残されていたことを菅元総理の追悼の辞で知った。司馬遼太郎の小説を読んでいる為か、私は山県有朋に対してはあまり良い印象を持っていない。ただ、比較的中立な立場で書かれたと思われるこの評伝に於いても自ら築いた派閥を背景に総理となり、晩年でも元老として政界に君臨し続け烈しい権力志向に貫かれた政治家として描かれていた。果たして安倍氏は何を思って読んでいたのだろうか?彼が目指していたのは現代の山県有朋だったのであろうか。★★★★2023/07/08

壱萬弐仟縁

60
日本史Bの近代をやっているクラスには、紹介したい。日露協商か日英同盟かの争い。前者は伊藤博文および井上馨によって唱えられたが、韓国に関してわが国と同様に重大な利害関係をもつロシアと交渉し、満州についてロシアの優越を承認する代わりに韓国にわが国の優越をロシアに認めさせるべきと主張。後者は元老および桂首相の唱えたところ。ロシアと対立関係にあるイギリスと同盟を結んで対抗、牽制を主張。山県は熱心な日英同盟論者(119頁~)。山県は奉天の会戦後参謀総長として桂首相に意見書提出(128頁)。原は聞き上手(206頁)。2022/08/06

Tomoichi

25
安倍元総理の国葬で菅前総理の弔辞で取り上げられていて話題になっていた本書、内容的にはステレオタイプな感じでした。書かれた時代かな?2022/12/24

なつきネコ

19
山縣有朋は悪いイメージの人物だったが、写真のつぶらな瞳とイメージが合致しなかった。読み終わると悪いイメージは消えた。一介の武弁の発言、天皇への憧憬、詠んだ和歌からただのロマンチストで、臆病者のイメージへと変わった。若い頃に学んだ槍術や松蔭門下という誇り、基盤は老いても変わらない。だから、若い頃に抱いた志と西洋への恐怖、老てわからない政党政治と社会主義。故に理解できた派閥強化へ向かう。理解でき成功体験を追随し、新しい物を迫害する。どこでもいる老いた日本人。そんな彼も日本への誠を尽くし生きたのは間違いない。2023/04/26

hiyu

5
本書購入の動機は他の読者の方々に近い。どう感じるだろうかと読み進めていく中で当初山形有朋に抱いていた政治観や思想のイメージとは異なる印象をもった。2023/04/19

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